ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

中国製にガッカリするベトナム人

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日本へ帰国した時には同僚のベトナム人にお土産を買って帰ることがお約束ですが、ときどき日本で買ってきたお土産に関してこんなことを言われます。

 

同僚「これ中国製じゃないですか!?手を抜かないでくださいよ(笑)」

 

折角買ってきても中国製だと嫌だという気持ちがプンプン出ています。まあこの同僚も悪気があって言ったわけではないのでスルーしますが、そもそも中国製というところを一緒くたにすることが間違っています。

 

ここのところ結構勘違いしているベトナム人は多いんですが、ベトナムで売られている中国製は確かに粗悪品が多いです。日本で売られている中国製より明らかに劣ります。ただこれは中国で生産したものをベトナムに卸すベトナムの会社の品質管理が甘いというところに起因します。

日本の場合は消費者の要求も高いですから、同じ中国製でもかなり品質に厳しく目を通さないと消費者に相手をされません。それに日本は商品の不良があれば店ですぐに交換してくれますが、ベトナムの場合下手をすれば「買うときにチェックしなかったあんたが悪いんでしょ?」みたいな対応をされるケースもあります。ですから自動的に中国製は買うのをやめようとなるわけです。

 

 

同僚「てことは販売するベトナム側に問題があるってことですか?」

 

私「まあ平たく言えばそういうことだね。」

 

同僚「……」

 

 

何となく理解したけど納得できないような表情で引っ込んでいく同僚でした。そういえば以前ベトナムの山間部のほうで中国製の電気毛布を使っていた人が感電死したという事件がありました。そのときも販売元のベトナムの会社云々よりも、「これだから中国製はダメなんだ」みたいな感じで意見が纏まっていたような気がします。

 

しかし電気毛布で感電死って…それを生産する中国とチェックするベトナムの甘さに脱帽です。