ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人の板書について

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学生の頃、先生の板書が人によって適当だなぁとか勝手に思ってましたが、ベトナムの先生の板書と言うのも適当な人が多い模様。

クラス授業の経験などがある人は分かるかと思いますが、日本は板書の書き方について結構厳しいです。私もアルバイトの塾講師としてクラス授業を担当していたときは専任講師から板書についてよく注意を受けたものでした。スペースの使い方や色分けなどは、よほどの経験がない限り事前の準備なしではできるものではありません。

 

で、ベトナムの板書はというとまず色分けをしない先生が多いと言う印象です。日本語センターで日本語を教えている先生でも、そういった研修を受けていない先生は色分けをしようと考える人がほとんどいません。初めの頃は「何でかな?」と思ってましたが、今となってはよく分かります。

 

だって子どものときから色分けされた板書を見て育ってないわけですから(笑)

 

で、チョーク一色しか使わない先生のもと教わると、もちろん学生も一色のペンしか持たないようになります。(余談ですがベトナムでは青色がデフォルトですので、学生のノートを見ると青一色です)

私のある同級生は板書をすごくきれいにノートにとるものの、肝心の中身が全然頭に入っていないという本末転倒なのもおりました。それもどうかと思いますが、日本で育った手前、綺麗に整理されたノートはやはり見栄えが良いものです。

 

こういった事情が関係あるかどうか定かではありませんが、ベトナム人にプレゼンのためのスライドを作らせるとやはり完成がイマイチなものが多い気がします。単にofficeの機能を使いこなせていないだけかもしれませんが、もうちょっと視覚的な見やすさを工夫しなさいと言いたくなることもしばしば。。。

 

まあ日本人の洗練されたプレゼン資料などを見たら感動していたりもするわけですから、一応感性としてはキレイなほうがいいという感覚を持ち合わせているようです。現状ではそれを自分でできるようになるための環境が整っていないと解釈するべきでしょうかねぇ。