日本ってどうなん:日本のハラスメント文化
日本にいる間は色々な日本の雑誌や新聞を読むのも楽しみの一つなんですが、改めてハラスメントという言葉が引っ掛かったので記事にします。
日本の~ハラスメントは今となっては色んな場面で使われるようになりましたが、私が学生の頃は確かセクハラだけだったかと。。。それが今となっては、されて嫌なこと(ハラスメント)の前に単語を繋げたら、新しいハラスメント語が誕生するような時代になりました。
ハラスメントはされた本人の気持ちに依るところが大きいので明確な定義が難しいところなんですが、要は人がされて嫌なことというところが根本にあるのかと。こんな日本のハラスメント文化について少し気になる部分を書きます。
①セクハラ
大部分は女性のためでしょうね。一歩間違えれば性犯罪ですから必要な言葉だと思います。まあ昔はOLのお尻を触る上司が普通にいたとか聞いたことがありますから、そういう人は社会的に抹殺されるべきでしょう、現代社会では。女性から男性へのセクハラもあると聞いたことがありますが、直接見たことはありません。
②パワハラ
職業柄よく耳にします。ときにパワハラは仕事への情熱に温度差があるときにも生まれやすいのかなぁという印象。あるサービス業の人が休みの日に顧客から電話がかかってきても取らないから上司に叱られたとか。それに対してその人は「パワハラですか?」と言い返したそうです。その上司もどんな言い方をしたのかよく分かりませんが、それはパワハラなんでしょうかね?
③モラハラ
モラル的に良くないことをして他の人を不快に思わせること。これなら私はベトナムで毎日モラハラを受けています(笑)
④マタハラ
マタニティハラスメント。妊娠出産をきっかけに職場で不当な扱いを受けること。どうでしょうかねこれは。女性が活躍できる社会のためには配慮すべきことだと思いますが、会社的に扱いづらい妊婦や幼子のいる女性を優遇できるほど余裕がある企業も昨今少ないんじゃないでしょうか。中には産休中の手当をしっかりもらって復帰後に即退職ってパターンもあるようで、これは逆マタハラになるんですかね。まあ手当を貰うのは当然の権利と主張するんでしょうけど。
ベトナムでは「~ハラスメント」という言葉がありませんので率直に「~が嫌」という言い方になります。ただ上の①~④はベトナム人に言わせればもっとシンプルな言葉になるようです。
①セクハラ→キモい奴
②パワハラ→ムカつく上司
③モラハラ→ただのバカ
④マタハラ→(概念なし)
こう言い換えてしまえるのなら、皆さんの周りにもハラスメントな人がたくさんいるんじゃないでしょうか(笑)