ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

日本人がベトナムで結婚式を挙げる場合

日越の国際夫婦の場合結婚式をベトナムで挙げる人も多いかと思います。ベトナムでは結婚式を挙げる際に自宅またはウエディング会場で式を挙げるのが殆どですが、カトリックや敬虔な仏教徒とかでない場合、日本のように教会や神社といった宗教的な施設で式を挙げることは稀でしょう。

 

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ウエディング会場で式を挙げる場合、大方日本と同じような流れと考えていいかと思います。ちゃんと予定の時間通りに始まって、終わります。まあ日本と比べて少し騒がしいかもしれませんが、大きく日本の常識から外れるような感じではありません。こちらは費用の関係で呼ぶ人数に制限が出たり、(べトナム人感覚で)時間が短いといったデメリットがあるので、自宅で式を挙げるほどの土地がなく、ある程度お金を持っている人から選択されるのが一般的です。他にも相手が外国人で、自宅式の結婚式ではあまりにギャップが激しいため、ウエディング会場を選択することも多いようです。私が知っている日越夫婦も比較的ウエディング会場で式を挙げている人が多い印象ですf:id:dtbh:20171227225558j:plain

一方自宅で式を挙げる場合ですが、自分の自宅で式を挙げるわけですから進行から、時間まで自由にアレンジすることができます。どちらかというとこの形式の結婚式を好むベトナム人のほうが多いかもしれません。私の場合も嫁の実家で式を挙げたのですが、当初義理の両親は私たち日本側に気を遣ってウエディング会場で式を挙げる提案をしていた。しかし私たち家族が家で構わないというとすごく嬉しそうでした。やはり隣近所が気軽に訪れることができて、時間も気にせず祝うことができるほうが楽しいんでしょう。(まあ新郎新婦、準備する親族はその分大変なんですけど)

 

この昔ながらの家で式を挙げる伝統的なやり方ですが、ベトナム人同士の場合、新郎と新婦の実家どちらでも式をします。いや、新婦側でする式は前夜祭といったところでしょうか。

 

まず本式の前日は新婦側の家で催し事をやります。これは新郎の実家でやる本式に忙しくて参加できない人や新郎の家が遠方でそこまで行くことができない人のための前祝いも兼ねています。ですので新婦の家で催し事をするときは新郎はいません。新婦側の式が終わりに近づくと新郎が新婦の家に来て新婦を自分の家の本式に連れて行くというような流れになります。

 

その新婦と一緒に新婦の親族も同行するわけですが、それを他の参加者が見送って新婦側の式を終えるという。。。早い話がこれから嫁ぎに行く娘のお見送り式みたいな感じですね。