ヒンバ族からベトナムの映像規制を実感
先日ベトナムのローカル番組でアフリカのヒンバ族が紹介されていました。日本でも時々テレビで紹介されたりしていますので、見たことがある方も多いかもしれません。
この部族は特殊なクリームのようなものを肌に塗っていることにより全体的に体が赤みがかっているのが特徴です。
で、ヒンバ族の女性は普段からオッパイを隠さないのが普通なんですが、ベトナムの番組ではカラフルなスポーツブラのようなものを着用していました。特に何も考えずに見ていた私は、
「ヒンバ族もオッパイ隠すようになったんや。時代の流れやなぁ。。。」
と思っていました。
ただ別のカットで女性が遠巻きに映っているシーンでは特に何もつけていません。そこでハッとなりました。
「あ、これはベトナム側が映像規制でブラの着用を依頼しているのか…」
ベトナムではポルノは御法度ですが、もっと厳密に言うと女性の乳首が見えたらアウトらしいです。これはどこの国の人だろうと関係ありません。なのでこの部族には事前に国の事情を説明して、もろにオッパイが映るようなシーンではブラをつけてもらうようにお願いしていたのでしょう。この部族自体もテレビ出演に当たっての出演料を貰っているでしょうから、オッパイを隠すぐらいはお安い御用だったんだと思います。(追加料金を払ったかどうかは知る由もありません)
そう考えると、日本の場合はその部族の姿をありのままに伝えているといったところでしょうか。
ジャンルは違いますが、ひと昔前はドリフターズなどの番組でサービスカットとしてオッパイが出ることも珍しくありませんでした。今の日本ではそんなことをしたら批判の嵐です。
しかしこの部族の場合、たとえオッパイが映っていたとしても恐らく文句を言う人はいないと思います。理由として性的にやらしい意味合いがないというのもあるかもしれません。ただそれ以上にそもそも人種的にかなり異なっているから、やらしさを全然感じないということもあるでは?というのが私の見解です。
仮に日本人に比較的近い人種(例えば中国系、韓国系)でこの部族のようにオッパイを出している部族がいた場合、それをそのまま日本のテレビで放送したらどのような反響があるか気になるところです。