ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの台風とは

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日本語が分かるベトナム人から時々聞く、

 

「明日台風が来ますよ」

 

というお告げ。それは大変だと思い、明日通勤できるだろうかと心配していたのも今は昔の話です。ベトナムで言う「台風」とは短期間に降る風を伴う大雨のような感じです。スコールとはまた性格が違いますが、ベトナムでは日本ほど強力な台風はありません。まあそもそも日本に来る台風は南で発生して大きく育ったものですから、風が強く大規模なのも当然です。日本に来る台風が大人だとしたらベトナムの台風は子どもというところでしょうかね。たまにすごく元気な子どもの台風も来たりしますが…

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ただこの子どもの台風でもベトナムにもたらす被害はなかなかでして、道路の水没なんてのは日常です。というのも排水の設備が日本ほど発展していないので少しまとまった雨が降るとすぐに道路が河と化してしまいます。なのでバイクや車で通勤している人にとって深さ50CMほどになってくると移動が困難になってしまいます。

また、道路に面しているようなところにある家は床上浸水というのもよくありますので、かなり悲惨です。ただ日本のように畳の部屋があるわけではないので現状回復は比較的容易かもしれません。

 

特に中部地方では水没被害が深刻で、台風が来るたびに家や畑が水没して生活に影響が出てしまいます。数年前から日本もこのインフラ設備を整える援助をするなど協力をしていますが、完全に解決できる時期はまだまだ見通しが立っていないようです。