ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

日本ってどうなん:日本で民族性を意識すること

ベトナムも山岳部へ行けば少数民族が多数いるので一応日本よりは民族の存在を意識することができます。しかし国民の大半はキン族と呼ばれる民族で、それ以外の民族でもその民族が住んでいる地域に足を運ばなければその存在を日常で感じることはまずありません。で、海外から帰って日本に住んでいるとどこでそれを感じるかということが今日の本題です。

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まず私の浅い知識で、日本の少数民族はと聞かれて初めに思い浮かぶのはアイヌ民族です。これは単純に昔北海道旅行へ行ったときにアイヌ民族の文化を伝えている古潭村へ行ったことや、北海道の地名にアイヌ語がよく用いられていることに依ります。しかし実際アイヌ語を日常で使える人はほとんどいないので、私生活で現実的に関わるような存在ではもはやないのでしょう。

じゃあ他の民族は?と自問自答して次に思い浮かんだのが沖縄の人。沖縄の人から「ウチナーンチュ」と呼ばれるぐらいですから、現地の人にとっては同じ日本人でもやはり違う人という意識があるのでしょう。そこはウチナーンチュからしても同じで沖縄の人と生活の中で出会うと自然と同じ日本でありながら違うところ(沖縄人らしさ)を探してしまいます。

もちろんもっと細かく見ていけば沖縄でも島によって違う民族だと考える人もいると思いますし、極端な話、九州や四国と言った地域でも分けて考えることもできるかもしれません。

 

しかしそういった点は置いといて、少なくとも海外で見る同じ国の中での完全な異民族同士と比べると、日本の場合はかなり統一性のある国民であることが窺えます。肌の色もそうですが、宗教やその他習慣的なものもたとえ出身地が違おうが受け入れられやすいものがほとんどだと思います。

若い時(といっても大学生のとき)にマレーシアに行ったとき、同じ国に住んでいるのになんでみんな同じ民族同士で家族を構成しているのかな?と思ったことがありました。ただやはり家庭を築くのに異なる習慣同士だと困難が伴いやすいんだろうというのが今となってはよく理解できます。あの当時私は民族が違えど恋愛はできるだろうと単純に考えてましたが、結婚とかになると自分たちだけでなく周りの親族も関わってくるということに気づかなかったのは若かったなぁと思わされます。