ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの男が女より真面目になるには?

ベトナムの男女の真面目さについて。ベトナム人は真面目で勤勉なんてのは人に依りけりだと以前の記事でも書きましたが、男は不真面目だから雇いたくないという日系企業の日本人もちょくちょくいます。なので社内のスタッフを全て女性で固めている会社も珍しくありません。

この前ベトナム人を募集していた、ある日系企業では募集要項に女性限定と定めており、その理由として不真面目で責任のないベトナム人男は必要ないからと書かれていました。ベトナム人の男を雇って相当痛い目に遭ったんでしょうかね…

 

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で、今回のテーマはどうやったら男が女より真面目になるのかということについて。もちろん性格的に真面目、不真面目はあるのでそれは置いといて、社会的な面で切ってみます。そもそも何でこちらの男は不真面目になりやすいのか?以下の2点で考えます。

 

①男のほうがだらしなくなりやすい社会であること

これは男尊女卑の部分と多少関係はあると思います。ベトナムはレディーファースト文化とか言われていますが、女のほうが男より何かと制約は多いです。例えばタバコや酒、ギャンブルといったものについて、ベトナムの女性はこれらに手を出すことは良いこととされません。(逆を言えばベトナムでだらしないと言われる男性の大半は酒、タバコ、ギャンブルのどれかが関係していることが多いです。前の日の夜に酒を飲み過ぎて次の日の仕事をサボるとかはよくあります。)

 

②だらしない男を見て育つ男が多い

世代的なサイクルです。特に田舎の地域に多いですが男は仕事が終わったら飲んで帰って、家の女性陣に迷惑をかけることもしばしばあります。幼いときからこんな男を見て育った少年は、将来そうなる予備軍になりえるでしょう。事実そんな感じの大人はいっぱいいます。特にワーカークラスの男はホワイトカラーと比べて、性格、モラル面でだらしない男は圧倒的に多いです。

 

ということでこの2つの環境がなくなれば男女の真面目さにそれほど差がなくなるのではないかと。つまり女も外で酒飲んで、タバコ吸って、ギャンブルを普通にできるような社会になって、だらしない母親を見て娘が育てば男女ともに相殺されてどっちが不真面目とかいう偏りは少なくなるんじゃないでしょうか。とは言っても真面目な女が不真面目なほうに寄ることになるので、社会全体的にはマイナスになります(笑)

 

結論:ベトナムは女が不真面目になれば男は真面目になる。かも。。。

 

今の日本のようにろくでなしの男女の比率が似たり寄ったりになるときがいつか来るんでしょうかねぇ。