ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

なぜベトナム女性は勤勉だと言われるか

ベトナム人は真面目で勤勉と一般に言われますが、全員がそうというわけではないというのは言うまでもないところ。

ではベトナム人男性と女性ではどちらのほうが真面目な割合が多いかと聞かれればどうでしょう。回答者が日本人でもベトナム人でも恐らく9割以上は女性と答えるかと思います。実際日系企業の中ではベトナム人男性を雇うのを躊躇しているところもあるぐらいです。過去に何か痛い目にあったんでしょうね。

 

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というわけでその辺日本人もベトナム人も共に認めているところではありますが、そうなる社会的な背景を嫁が話していたので紹介します。

 

 

「基本的に女の人は男の家に嫁ぐのが普通やからなぁ。嫁ぎ先で不真面目やったら姑から怒られるやろ?それこそ女の不真面目は男の不真面目より印象悪いし。」

 

 

つまり男の不真面目のほうが社会的には寛容に見られる傾向があるとのことです。まあ何となくそれは分かります。だらしない男に対する目線はだらしない女に対する目線より温かみがあるような気がします。男もその部分に関して恥ずかしいという気持ちやプライドがなければとことんそこに甘えてしまうのでしょう。更に嫁は続けます。

 

 

「将来のことを考えるのも一般的には女のほうかな。特にお金のことは。」

 

 

嫁が家計を管理するのが普通なわけですが、男はあるだけ使うから任せるのはリスクが高いとのことです。自分が育った環境で親のそういったふるまいを見て成長しているわけですから、自分が大人になって180度感覚を変えるのはかなり難しいようです。確かにもう少し突っ込んで思い出してみると、私の友人のベトナム人男性で、外では真面目でも家庭ではだらしないという人も結構いる気がします。

 

 

「子どもは周りの大人を見て育つわけやけど、社会的に不真面目な女への目線は厳しいし、結局男がだらしないから女が真面目にならざるをえないっていうのが結局のとこなんかも。。。まあ私は不真面目な男は嫌いやけど(笑)」

 

 

この発言は的を射ていると思いました。妻がしっかりしすぎていると夫がダメになるとかそんな記事を見たことがあります。夫婦両方がだらしなかったら家庭は崩壊しますし、真面目のバランスがベトナムの場合女性のほうに傾いているのかもしれません。