ベトナムってどうなん?

ベトナム人嫁と暮らしながらベトナムを考える

ベトナムで結婚するために必要な写真撮影

ベトナムで街中を歩いていると要所要所のスポットでウエディングドレスを着た女性とタキシードを着た男性がポーズをとって写真撮影している光景をよく見かけます。カメラマンや照明係など数人のスタッフがいるので最初は何かのモデルが撮影をしているのかなと思うのですが、実はこれ結婚前の写真撮影なんです。

f:id:dtbh:20171001114040j:plain

結婚前の写真撮影と言うとベトナムでは必ず通らなければならない儀式のようなもので、スタジオでお手軽にというわけにはいきません。ベトナムではこれを色々な場所へ移動しながら行うのでほぼ一日がかりの作業です。もちろん普通の街中で行うので通行人に凝視されるわけですが、そこに対する恥ずかしさのようなものは見ている限り微塵も感じておりません。寧ろ人生の一大イベントとして男女ともに役になりきって撮影をこなしています。

 

私が初めてこの撮影を見たときは

 

「こんなんようやるわ。」

 

と思ったものです。そう、その時は私がベトナム人の夫になるなんて考えてませんでしたから。しかし今となってはベトナム人の夫である私。例外なくこの(日本人にとって)苦行を経験してきました。そもそも写真撮影そのものがあまり好きではない私にとってカメラマンの言うとおりにポーズをとり、半ば無理やりの表情を作りながら一日かけて撮影することは相当な神経を使います。観光地でこの撮影をしていたので、物珍しい外国人旅行者にも写真を撮られるわで、大変な一日でした。

この写真撮影に喜びを感じるベトナム人と苦行と感じる日本人の対比はベトナム人と結婚した日本人の間でよく話されるネタです。

 

実際に出来上がった写真は一冊のアルバムにして渡されるのですが、その写真も修整しまくりです。肌質はすさまじくキレイになっていますし、全体的に景色もきれいに修正されています。改めて見るのが恥ずかしいほど自分がなりきっているようなこのアルバムを結婚式の展示物として会場に飾られるわけです。

ベトナムなんでまだいいですが、間違っても日本の友人には見られたくないものです。

 

しかし失礼な話、こういう写真は美男美女だからこそキレイな風景と相まって絵になるものですが、正直パットしない風体のカップルがなりきって撮影していても、見てる側としてはしらけます。まあ他人の幸せの瞬間をどうこう言う権利はないんですけどね。