ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナムの交通違反について思うこと

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ベトナムで車やバイクを運転しているとあちこちで警察の取り締まりに捕まっている人達がいます。かく言う私も時々捕まることがあるんですが、中には警察に捕まってかなり怒っている人もチラホラ見受けられます。
怒る理由としては大半は捕まるのに納得いかないということなんでしょうが、まあとりあえず何かしらの違反をしたから捕まったんでしょう。


ただにほんの取り締まりと比べると腑に落ちない部分は確かにあります。例えば日本の場合は警察が目を光らせてるところで交通違反をしようものなら確実に取り逃がすことなく捕まえるものですが、ベトナムではそんなことありません。
例えばヘルメットをかぶらずにバイクを運転するともちろん取り締まりの対象となるんですが、かぶってない運転手がたくさんいる中では全てを捕まえることができません。なので警察が制止して止めることができたバイクだけを取り締まるといった感じになります。
だから前述のように怒り出す運転手はこう主張するわけです。


「なんで前の奴もかぶってないのに俺だけ捕まえるんだ!」


とね。まあそうは言ってもあんた違反してるわけだし。警察からしたらそんな切り返しでしょう。ちなみに警察が制止しても振り切って逃げた運転手は警棒で逃げざまに思いっきり叩かれていました。恐らくあとで腫れるぐらいになるんでしょうが、それ以上は何もありません。日本みたいにナンバーを控えて洗い出すなんて面倒くさいことはしません。多分ベトナムで違反者、逃亡者全てに対応していたら警察が何人いても足りないという事情なんだと思います。
だからベトナム人の多くは違反で捕まったときは「違反してしまった」という反省よりも「運が悪かった」という己の不運を嘆く方向で考えます。

交通ルールの遵守が徹底されるにはまだまだ時間がかかりそうです。