見知らぬ人へのハードルが低いベトナム人
ベトナムに住んでいると知らない人からよく話しかけられます。ローカルのマンションに住んでいるからか、まず私を外国人と認識していない人がほとんどのようですので、よくエレベータに乗った時などなんてことのない日常会話を振られることもよくあります。そこで感じる疑問、
「見知らぬ人間にそんな話しかけるもんなんか??」
日本で生活していたときは特別なことがない限り見知らぬ人に声をかけられることなどありませんでしたし、私も声をかけるなんてこともまずありませんでした。しかしこちらに渡ってからこういった機会が多々あります。
先日も本屋で少し立ち読みをしていたとき、40歳ぐらいと思われるオバサンが私のもとへやって来て、
「~の本はどこにあるのかしら?」
と尋ねます。私自身その本の場所も分かりませんが、それよりも「そこに店員がいるのに何で店員に聞かないんだ?」と。見知らぬ人に話しかけるハードルがこちらでは低いのかなと思う出来事でした。まあ別に悪いことではないんですけどね。ただ嫁が言うには、
「それは人によりけりよ。でも中年以降の人のほうが話しかけてくる人が圧倒的に多いよね。逆に若い子は恥ずかしいからあんまり知らない人に話しかけたりはしないと思う。私も無理。」
ただ話しかけてくる人はもちろん私をベトナム人だと思い込んで話しかけているわけですから、実は外国人(日本人)だと分かるとビックリされます。しかしそうなると最初のやり取りでベトナム語が分かるというのがバレていますので、その後追加で全然関係ないの質問が続きます。ベトナム語が分かる外国人ということで、外国人に対するハードルが一気に下がる瞬間です。しかも初見の人ですから聞かれる質問もいつも同じで、
「どのぐらいベトナムにいるのか?なんの仕事しているのか?結婚しているのか?なんでベトナム語がわかるのか?などなど」
これが面倒臭いので最近は外国人だとバレずに一言で済ませてその場を立ち去るパターンが多いです。