ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム女性のダイエットを切る

f:id:dtbh:20171001132544j:plain

以前ベトナム女性は全体的にスリムである旨のブログを書きましたが、出産後の女性や最近太り出してきたことを危惧している人がダイエットに励んでいるケースもままあります。

しかしダイエットの基本的な知識があまりない状態で励んでいる人も多く、私からすると寧ろ逆効果だろと思うようなダイエットをしている場面によく出くわします。そんな女性たちにアドバイスを出すのが通例なんですが、ベトナムでよくされている間違ったダイエット法を紹介します。

 

①とにかく食べない

ダイエット中は食べ物を制限するのは基本ですが、極端な絶食は寧ろリバウンドのもとになるのが常識です。特に極端な糖質制限低血糖になって日常生活に支障をきたすため良くありません。このあたりの知識はベトナムではあまり知られていません。

 

②運動しない

脂肪を燃焼するためには筋肉をある程度つけて基礎代謝を上げる必要があるわけですが、ベトナム女性は筋肉をつけることを嫌います。理由は単純に体がごつくなるからとのこと。体がごつくなるのは速筋(白筋)で、トレーニングの方法を間違えなければ問題ないということは知られていません。遅筋(赤筋)を発達させれば締まりのある美しいラインを作ることができるんですけどねぇ。逆に女性で体がごつくなるぐらい筋肉をつけようと思ったら相当な負荷のトレーニングが必要ですから素人はあまり気にする必要はないものです。

 

③糖質が太る源という感覚がない

これも知識的なものだと思います。ある女性がダイエットと称しておかずを全く食べずにひたすら米だけを食べていました。さすがに絶句しましたね。血糖値の上昇から脂肪を蓄えるもとになるということを懇切丁寧に教えましたが、その後は野菜だけをひたすら食べていました。ちゃんとたんぱく質も摂らないといけないんですが。

 

こんな感じでダイエットに励む女性は多いですが、まだまだダイエットに必要な基礎知識が追いついていないという印象を受けます。我々日本人がベトナムを見るとき経済的な観点から発展の度合いを測りがちですが、案外日常のこんな場面からも色々と感じるものがあります。

今週のお題「読書の秋」

余談ですがベトナムの女性は細マッチョの男性よりゴリマッチョの男性のほうが好きな人が多いようです。