ベトナムに住んでからバイクに詳しくなった件
今更ながらベトナムに住んでからバイクに詳しくなったと思います。とは言っても趣味や道楽でバイクを愛好している人と比べれば全然ですが、日常の足で使う上でメンテナンスなどの知識は自然と身に付きます。
日本にいたときは電車と車の生活(てか自転車が一番多かった)だったので、バイクは全く興味がありませんでした。バイクを乗り回している私の友人も皆趣味で乗っていた連中ばかりです。
というわけで原付しか乗ったことのない私がベトナムでバイクデビューをするわけですから、最初の頃はメンテナンスに関する知識もほぼゼロ。異常が出始めたときに修理屋へ持っていくと、修理工の人から
「こんな使い方してたらバイクの寿命が縮まるぞ!」
とよく怒られたものでした(笑)こちらの社会ではバイクが浸透しているので、素人でもバイクに詳しい人はかなりたくさんいます。それこそ何か故障があったときに自分で修理することはできなくても故障の原因が何なのかを自分で特定できる人は多く、修理屋へ持っていくときも
「〇〇がおかしくなったんだけど、ここでその修理できる?」
というように始めから修理の技術がその店にあるかどうかを聞くところから始めるあんちゃんも珍しくありません。私のように「何かおかしくなったから見て」というのは男性だとちょっとカッコ悪いそうです。
ベトナムという国がそうなのか分かりませんが、こちらの男性は日本人より日曜大工が得意な人が多いです。例えば以前私の会社でコンセントが少ないから新しくつけると言ったスタッフがいました。てっきり業者に頼むのかと思いきや、自分でコンセントの中の線をいじって拡張して作ってしまいました。
日本では専門家以外コンセントをいじってはいけない決まりがあるそうですが、素人でコンセントの中身を熟知している日本人はほとんどいないんじゃないでしょうか。
他にも何かの設備を改造するとかでもよく自分で工具などを駆使してやってしまう人がたくさんいます。こういった姿は机上の学問しかしてこなかった私にとって非常に頼もしく映ります。こういう生活力っていうのをもっと身につけたいものです。