ベトナム人は声が大きいか?
タイトル通り、ベトナム人は声が大きいか?
答えはイエス。
それで終わりだと味気なさすぎるので、もう少し文化的な側面も入れて掘り下げてみます。まず騒音に関するうるささでは間違いなく日本よりうるさいです。交通のクラクションは以前にも書きましたが、マンションや集合住宅でカラオケ大会をやったり公共の場で大声で話したりなど枚挙に暇がありません。
こういった部分については慣れるものと依然ムカつかされているものが混在しているんですが、単純に声がでかいという部分について少し考えてみたいと思います。
日本に住んでいても声がうるさいとよく話題にされる中国人。ベトナム人でもその要素は大いにあります。ただ彼らに言わせると中国人の方がはるかにうるさいとのこと。正直私にしたら団栗の背比べでしかありません。
ところが声がでかいといっても単純に一括りにできないことが最近分かってきました。
・電話の声がデカい(特に年配の人)
年配の人の方が声がデカいというのは程度の差こそあれ日本にも当てはまる気がします。ただし背景には昔のベトナムの携帯電話は通信環境の問題で大きな声で話さないと聞こえにくかったらしく、電話の声が極端に大きいのはその名残もあるのだとか。他にも周りがうるさいから電話の時はいつも大きい声で話していたため、今では自然とそのボリュームがデフォルトになっているのだとか。本当かどうかは分かりません。
・エレベーター内で声がデカい
日本ではエレベータ内では話さないか小さい声で話すのが常識ですが、ベトナムではお構いなしの音量で話します。
「こんな密閉した空間でデカい声で話して、うるさいって自覚ないんか?こいつら耳悪いんかな??」とよく感じます。
ただもう少し観察してみるとこの傾向は比較的オバハンに多いように思います。厳密に言えば子どもを産んだ経験のあるぐらいの年頃(つまり30才ぐらい以降)ぐらいでしょうか。
邪推ですが子どもを産むとベトナムの女の人は悪い意味で恥じらいをなくす人が多いですからそうなってしまうんじゃないかなぁと思います。爪楊枝を咥えながら外を闊歩しだすようになるのも大体この世代からなのかなぁと。。。(もちろんそうじゃない人もいます)
というように騒音というか声量という意味では家庭をもってある程度の年月が経った人たちがうるさくなっていくような気がします。もちろん学生がバカ騒ぎしたり、若いOLが世間話で盛り上がってうるさいとかいうことはありますが、声量という意味では上に書いたような感じになると思います。
もうすぐベトナムにも電車が開通するようになりますが、車内での声量がどんなふうになるのか興味深いところです。