ベトナムの女子会に待ったの声
居酒屋で女子会。日本ではごく普通の光景かと思います。学生同士かもしれませんし仕事帰りのOLさんかもしれません。あるいは家事に疲れた主婦さんでしょうか。
「飲まなきゃやってられるかー!!」
こんな感情は男女ともにあるでしょう。ストレスの発散方法は様々ですが、気の知れた仲間と杯を交わすのは楽しいものです。
最近はホーチミン市のような都市部を中心にこういった女子会が増えつつあるようです。しかしこの話題を取り上げた新聞記事の焦点は別のところにありました。
「女子の飲み会はよろしくない」
最近増加している女子の飲み会に待ったの声をあげているようです。主に中高年の層からだそうで、女性は酒による健康面の影響を受けやすいことや性犯罪に巻き込まれる危険性が反対意見の理由。
そもそもベトナムでは昔から女性が公の場で酒を飲むのは好ましくないという考えがあります。中高年では依然としてこの考えが残っているため、今回のように新聞記事で取りあげらあれるようになったのでしょう。
一方で若年層ではこういった傾向に対して寛容的な意見も多く、世代による意識の違いを感じさせられます。
ベトナムでは女性の社会進出が進んでいるように見られがちですが、こういった個人の生活面ではまだまだ男性と平等に扱われていない部分も多くあります。これから若年層が多数派になるにつれ、どのように社会のありようが変化していくのでしょうか。
余談ですが酒造りが盛んな地域では女性の飲酒に対して寛容なようです。