ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人嫁が日焼けをした私を見て驚いたこと

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先日ゴルフ焼けをしてしまいました。日焼け止めを塗ったのですが、首の後ろを塗り忘れてしまって見事にくっきりシャツの形に首が焼けています。私は日本人の中でも色が白いほうなので、焼けると肌が赤くなります。この赤く焼けた肌を私の嫁が見て、

 

「え!?なんでそんな赤くなってんの!!??」

 

と驚いていました。ベトナムの女性は大の日焼け嫌いですから自分が焼けるということもないのでしょうが、人種的にも焼けたら黒くなるというのが常識で赤くはならないという理解だったようです。そこで私が

 

「色が白かったら、焼けたら赤くなるんや。」

 

と返答しました。どうも嫁はそういうのを今まで見たことがなかったようで新鮮だったようです。ベトナム人の女性で私と同じぐらい色が白い女性もいますので、彼女たちが焼けたら肌が赤くなるんじゃないのと思いつつ、そんな日焼けをそもそもすることがないので、調べようがありません。

しかしこの話にはまだ続きがあります。

 

日に焼けてからしばらく経ったある日、その焼けた部分の皮がめくれてきました。それを見た嫁は、

 

「え!?なんで皮がめくれてんの???」

 

とまたしても驚きを隠せない模様。そこですかさず私は、

 

「焼けたら皮がめくれるんや!」

 

と言い返します。徹底的に日焼けを嫌うベトナム女子は肌が焼けないように生活していますから、いざ肌が焼けるとその後どうなるかという知識がないのでしょうか?少なくとも私の嫁はそのようです。

 

 

ベトナム人の板書について

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学生の頃、先生の板書が人によって適当だなぁとか勝手に思ってましたが、ベトナムの先生の板書と言うのも適当な人が多い模様。

クラス授業の経験などがある人は分かるかと思いますが、日本は板書の書き方について結構厳しいです。私もアルバイトの塾講師としてクラス授業を担当していたときは専任講師から板書についてよく注意を受けたものでした。スペースの使い方や色分けなどは、よほどの経験がない限り事前の準備なしではできるものではありません。

 

で、ベトナムの板書はというとまず色分けをしない先生が多いと言う印象です。日本語センターで日本語を教えている先生でも、そういった研修を受けていない先生は色分けをしようと考える人がほとんどいません。初めの頃は「何でかな?」と思ってましたが、今となってはよく分かります。

 

だって子どものときから色分けされた板書を見て育ってないわけですから(笑)

 

で、チョーク一色しか使わない先生のもと教わると、もちろん学生も一色のペンしか持たないようになります。(余談ですがベトナムでは青色がデフォルトですので、学生のノートを見ると青一色です)

私のある同級生は板書をすごくきれいにノートにとるものの、肝心の中身が全然頭に入っていないという本末転倒なのもおりました。それもどうかと思いますが、日本で育った手前、綺麗に整理されたノートはやはり見栄えが良いものです。

 

こういった事情が関係あるかどうか定かではありませんが、ベトナム人にプレゼンのためのスライドを作らせるとやはり完成がイマイチなものが多い気がします。単にofficeの機能を使いこなせていないだけかもしれませんが、もうちょっと視覚的な見やすさを工夫しなさいと言いたくなることもしばしば。。。

 

まあ日本人の洗練されたプレゼン資料などを見たら感動していたりもするわけですから、一応感性としてはキレイなほうがいいという感覚を持ち合わせているようです。現状ではそれを自分でできるようになるための環境が整っていないと解釈するべきでしょうかねぇ。

 

ベトナムの田舎でバスタブを見たが…

風呂に浸かる文化のないベトナムでは家庭にバスタブのないところがほとんどです。もしあったとしても、富裕層でバスタブを設置できるぐらい広いバススペースがあるような家がある人ということになります。

 

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しかし先日バクザン省に住む友人の実家を訪れると、なんとバスタブがあるじゃありませんか!?確かに田舎なので、家は大きい。というか土地が広い。しかし決して裕福というわけでもなく、海外の文化を取り入れているような感じでもありません。思いっきりローカルのどこにでもあるような田舎の一軒家です。

 

珍しかったこともあり、近くでそのバスタブを拝見させてもらいました。

 

「汚い…」

 

お世辞にも綺麗とはいえませんし、このバスタブに入ろうとは思えないほど汚れています。そもそも使っていないのか?

友人に聞いてみると、このバスタブは人が入る用じゃなく、何か大きいものを丸洗いするときに使うと言っていました。要は大型のたらいみたいなもののようです。まあこんなところで毎日優雅にバスタブに浸かってリラックスなんて雰囲気の家ではありませんので、合点がいきました。しかし何でわざわざバスタブにしたのかというのは謎です。

 

そもそも普通の家庭ではバスタブに湯を張れるほど大容量の湯沸かし器はありません。湯を入れている途中で水になってしまうような家庭が殆どだと思います。(私の家もそうです)しかも日本のように追い炊きなんてものもありませんから、一人が入ったらそれで終わりです。エネルギーの無駄使いになりますから、好んでバスタブを設置するような家もあまりないでしょう。ハノイなどの北部では冬場は冷え込みますので湯船が恋しくなりますが、常夏の南部ではそんな気にもならないので湯船の必要性は尚更感じにくいかと。せいぜい浸かる文化の日本人が求めるぐらいなのではと思います。

 

正直私も1年で数回しか入ろうと思うことのないバスタブを設置するぐらいなら、そのスペース分広い浴室を求めると思います。

 

 

日本人の英語力とベトナム人の英語力を考える

以前日本人の英語力がベトナム人の英語力に逆転されたという記事を書きました。

詳しくはこちら;

dtbh.hatenablog.com

 

で、そもそも両国の英語力ってどんなもんなのかを考えてみました。正直ベトナムにいる日本人の英語力は平均的にそれほど高くありません。ベトナム語はもちろんのこと、英語も片言程度でとどまっている人も大勢います。事実、ベトナムは外国語が分からなくても生活しやすいなんていうのが巷で喧伝されていますから。

 

一方ベトナム人は日本語を学んでいる人が多いので、職場などでは日本語のみで済ましている日本人も多いです。なので企業内で外国語が一切分からないのは日本人のみで、ベトナム人は英語または日本語を扱えるスタッフがばかりというケースも珍しくありません。

 

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そういったことからベトナムにいる日本人だけに絞って言えば、日本人の英語力は決して高くないと言えそうです。しかし英語圏や欧米にいる日本人は少なくともアジア圏にいる人より英語ができる割合が高いでしょうから、日本人全体で考えるにはやや早計なのかと。

ベトナム人も然りでして、日系企業で働くベトナム人はそれなりのレベルの大学出身者も多く、同じ会社の日本人より高学歴なスタッフもたくさんいます。少し極端な言い方をすると、上司である日本人が地方大学出身で、部下がベトナム版東大とか早慶出身者揃いなんてのもあったりするわけです。なので日系の会社という範囲に絞っていえば、実はベトナム人のほうが学力的には秀でている可能性もあるわけです。

 

しかしベトナムでの地方大学出身者やローカル企業に勤めているような層、現地ワーカーなども含めるとベトナム人の英語力も決して高くはないというのが見えてきます。

 

個人的な意見としては、国別で英語力を比較するなら、比較する層を絞ったほうがいいんじゃない?と思います。例えば多民族国家などで共通言語が異なるような社会ならともかく、そうではない環境下で語学力を全ての層にわたって求めるのは限界があるではないかと感じるからです。国際社会で活躍しているような人から田舎で農業をしている人まで対象にしてしまうと、国としての英語教育の焦点もぼやけてしまうんじゃないでしょうかね。

 

 

ベトナムの食犬文化を考える

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中国が犬を食べると言うのは有名な話かと思いますが、ベトナムでも北部を中心に犬を食べます。と言っても最近では食べる層が限られてきていますので、出会うベトナム人皆が犬を食べているのかというとそうでもありません。今回はベトナムの食犬文化にスポットを当てて考えてみます。

 

まずベトナム全土でいうと南へ行くほど犬を食べる人の割合は少なくなります。これは単純に北部のほうが中国の文化の影響が強いということと、南部は長く西欧圏の影響を受けているという事情からです。

次に食べる層ですが、現在では若者を中心に食べる層が減少しています。これはまず犬を可愛がる愛玩としての地位が確立されつつある背景や、食べることによる健康的なリスクが近年指摘されているからです。恐らく将来的にも犬肉の消費量は右肩下がりになるのではと思われます。

 

また犬肉は基本お酒のアテに食べられることも多いので、酒飲み以外にはあまり好まれない傾向があります。ごはんのおかずにもなりませんので、一般の食卓に並ぶのは都心部ではあまりないのが実情。

 

因みに私は犬肉を食べようと思えば食べられます。まあ付き合いの流れで出てきたら食べられるという範囲です。で、ベトナム人も外国人は犬を食べないというのが何となく分かっているので、抵抗なく食べていたら「この外国人、中々通だな」みたいな眼差しを受けることもあります。(実際ベトナム人は他国にないような料理や酒を受け入れられる外国人に対して、物凄く好意的に接してくる)

 

この犬肉を食べる習慣ですが、毎月旧暦の月始め3日ほどは食べてはいけない時期とされており、店も営業をしません。どうも旧暦を軸に月末に食べて厄を落とすといった迷信が信仰されているようで、月初めに食べると逆に厄を背負ってしまうのだとか。田舎では今でもこの手の考えが根付いています。

 

しかし冒頭に書いたように近年では若い層の犬肉離れが進んでいます。現在でも食べる人と食べない人の住み分けがありますから、在住の日本人でも普通に生活していれば犬肉をお目にかかったことがないと言う人もたくさんいます。(ローカルの市場とかちょっと路地に入ったりしたら普通に売られてるんですけどね)

 

ベトナム人に関して言うと、都会的な人ほど犬肉を食べないというのが私の中での専らな印象です。

 

 

ベトナムの中距離バスが普通より遅くなる理由

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中距離バスに乗ってどこかへ行くとき、どこから何時に出発して降車場所はどこなのかなどを押さえておくのは常識です。しかしベトナムの中距離バスはその辺りが全部アバウトなので、それほどしっかり把握しておく必要はありません。

 

とりあえず始発地点と終点は決まっていますが、乗り降りの場所は客が自由に選ぶことができます。つまり自分が降りたい場所にきたら運転手にその旨を知らせると、高速道路のど真ん中であろうと関係なく降ろしてくれるというわけです。

一方乗りたいときもわざわざ停車場まで足を運ぶ必要がありません。道路沿いに立っていて目当てのバスが来たら、合図を出します。するとバスは停まりますので、そのまま乗り込むことができます。

 

どこでも乗り降りできるという点では便利ですが、一長一短あるこのシステム。まず自分が始発地点から終点地点まで行きたい場合、途中で頻繁に停まったりするので時間がかかります。仮にノンストップで1時間の道のりだった場合、1.5倍ぐらいはかかるかと。またバスターミナル付近では客もバスターミナルまで足を運ばずにその近辺でバスが来るのを待ちますから、多くのバスが道路上にごった返します。なので渋滞の原因にもなります。

 

 今までベトナムで出会った日本人でこの長距離バスを利用した人に出会ったことはあまりありません。私の場合、出張先がハノイの隣の省とかになるとこの長距離バスを利用することになるのですが、他の企業ではそんなこともあまりないようです。

利便性という部分以外に危険だとかいう声も時折耳にしますが、仮に日中で幹線道路を走るようなバスの場合、女性一人であっても危険ということはまずないと思います。ただベトナム語しか通じないのが普通なので、土地勘などがなければ市内のバス同様に乗りこなすのは少し難しいと思います。

 

 

謝らないベトナム人について

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謝罪文化の日本からしたらベトナム人は何で謝らないのかというは共通の疑問。もちろんきちんと謝る人もいますが、謝らない人の割合が日本よりかなり多いというのは皆が知るところです。

 

どこぞの記事で、「ベトナム人が謝らないのはお互い心が広いから」と書いていましたが、正直これには疑問です。街中でキレ散らしているベトナム人を見ることも多々ありますから、少なくともベトナム人が怒らない気質かと言われるとそうではありません。仮に家族のように近い見知った仲で、謝罪をあまりしないというのであればまだ頷けます。

しかし全然知らない人に対して、明らかに自分の過失であるにもかかわらず謝罪をしない人が一定数いるというのは、習慣というしかありません。要は何か悪いことをしたらまず言葉で謝らなければならないという環境で育っていないということです。

 

では謝る基準が何なのか?これは日本人でも人によって多少の違いがありますが、ベトナム人同士が謝るときの場面を観察して、何となくみえてきた部分があるので紹介します。

 

まずベトナム語で「スミマセン」は「xin lỗi」。直訳すれば「誤りを請う」となります。文字取り、自分がした悪いことについて詫びるという意味です。

この「自分がした悪いこと」というのが一つのポイントでして、ベトナムでは日本ほど第三者のしたことについて自ら詫びるという習慣がないように思います。以下に具体例を挙げてみます。

 

①上司が部下の行った非礼を顧客に詫びない

ビジネスの場でよくあるパターンです。部下のミスを上司が責任をとって先方に謝るということがベトナム社会ではあまりありません。下手したら「ミスしたのは部下で自分は何も悪いことをしてないよ」ぐらいの主張をします。まあよくて自分が謝らず部下に謝るようにさせるといったところでしょうか。「日本の責任者出せ」フレーズは通用しません。

 

②自分の子どもが他人に迷惑をかけたとき

自分の子どもが走り回って他人にぶつかったとしましょう。親はぶつかった子どもを叱っても、子どもがぶつかった相手に対しては謝りません。幼い子どもの場合、親が代わりに謝るのが日本の常識ですが、こちらではその意識は低い模様。ぶつかられた人の心理が毎度気になります。

 

③日本で言う言い訳、責任転嫁

日本でいう言い訳、責任転嫁というのもこちらでは立派な理屈として成り立つ場合があります。例えば遅刻した場合、渋滞や大雨での遅刻では謝る必要がありません。自然現象というのは立派な理屈でして、それを見越して早く出ようと考える人は少数です。こういったことは様々な場面で見受けられます。

 

上記のようなことはベトナムの習慣なので、ベトナム国内でベトナム人にこれを謝らせるのは理解しがたいのかなと。ただしこれから日本へ行く人や、日系企業で働くような人に対しては後々のトラブルを回避するためにもしっかり教えておく必要があります。

これら以外で明らかに自分に非があるにもかかわらず謝罪しないのは、ベトナム人同士間でも単に人間的にできていない人という判断ができそうです。

 

 

ベトナムの祭日が休みだったらなぁという話

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自宅に飾ってあるのは日本のカレンダー。なので日本の祝日は赤色になっています。これを見るたびに

 

 

「今日は日本が休みなのか、いいなぁ~」

 

 

とか思いながら出社する日々を送っています。

ベトナムの祝日は年間でも10日程度なんで、3連休程度の休みは年に3回程度。土曜日も出社の会社などは2連休すら年に数えるほどしかないということになります。しかしベトナムのカレンダーを見てみると祝日は数えるほどしかないが祭日というのは結構ある模様。祝日は休みなのでその日が何の祝日なのか意識しやすいですが、祭日は平日と同様の扱いなので名前すら知らない祭日がたくさんあります。(これはベトナム人であっても同じこと)

 

 

「そもそも祭日って何?祝日と何が違うの?」

 

 

という疑問からあるのでそこを調べてみました。ざっと言いますと、

 

祝日…国民の祝日として憲法で定められた休み。日本は年間16日

 

祭日…皇室や神道に由来する祭りの日。天皇の誕生日など。

 

現在は祭日も祝日も区別なく使われているようなので、日本の場合あまり区別を意識している人は少ないような。。。実際私もベトナムに来るまで日本の祭日がどれを指すのかなんて考えたこともありませんでした。

 

現在ベトナムの祝日は年間で10日程度ですが、祭日は40日以上あります。こりゃ確かに祭日休みにできんわなというのが正直な感想。以前ベトナム人の友人にベトナムも週休2日を標準にしたらどうかと聞いたら、

 

 

「たぶん生産効率が落ちて大変なことになるんじゃないですか(笑)」

 

 

と言ってました。ベトナムから半ドンという言葉が消えるのは当分なさそうです。

 

 

ベトナムの死神コーヒーって何だ?

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ベトナムは意外とコーヒー大国でして、コーヒー豆の生産も世界有数ですから国民からもよく愛飲されています。ただその愛飲されているコーヒーが必ずしも安全ではないというのが今回の本題です。

 

先日ニュースで「死神コーヒー」たるものが報道されていました。要は化学薬品によって作られた偽コーヒーのことのようで、その原液を激安で販売しているとのことです。もちろん人体に有害。原価が一杯7円ほどのようですが、路上カフェではそれを一杯70円程度で提供しているらしいです。なるほど、豆を挽いているところが見えないカフェではそういう危険性があるのね。

 

ハイランズコーヒーなど大手のカフェでは値段もそれなりで、ある程度安心できそうですが、個人のカフェなどであまり値段が安すぎるのは考え物ですね。バススタンドの待合所などにあるプラスティックの椅子を使ったカフェスタンドも怪しそうです。

 

他にもコーヒー豆の着色を電池の廃液で染めていたという事件もありました。めちゃくちゃやります。結局出どころが不明とか大手企業以外、(特に個人商店)の食品にはこういうリスクがついて回るということなんでしょうねぇ、この国は。

個人の利益を追求して消費者の健康はどうでもいいという精神。非常に分かりやすい。

 

「自分の知らない人がどうなろうと知ったことじゃない。足が出て警察に逮捕されなきゃ何でもやってやる」

 

てことです。道徳心というのはやっぱり大切なんですね(笑)食の安全を運だよりにしないよう注意します。

 

 

独自性に欠けるベトナムの食堂

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わざわざレストランに行かずともさっと食べて、安く済ませることのできるベトナムの食堂。大体一食150円程度で食べられるので、普段使いには財布にも優しいのですが、どこの店に行ってもメニューが変わらないところに少し残念な気持ちがある今日この頃です。

 

一般にベトナムの食堂というとぶっかけ飯や、焼き飯、焼きそば、フォーなどを置いている食堂になるわけですが、どこの店にいってもメニューが変わらないのでメニューを見る必要がないという。焼き飯は「ベトナム風高菜と牛肉入り」か「ミックスベジタブル」の2択がテッパンメニューです。

 

しかしこれだけ色々な食材があるのにどうしてメニュー開発をもっとしないのだろうか?と思います。同じような店が軒を連ねているわけですから、その店の独自性がヒットすれば差別化にもつながると思うのですが。。。

まあそういった独自性の発想というのはベトナム人の苦手とするところでして、現在は科学技術でも先進国の後追いかパクリといったところが主流です。なので次から次へと新商品を開発する日本の研究精神は素晴らしいかと。

 

料理という部分で言うと、ベトナム人はあまり冒険したがらない人が多い気がします。つまり食べたことのないものを食べてみようという精神があまりないということでして、新しいメニューを開発したところでヒットしない可能性の方が高いのかもしれません。

「ベトナム料理以外は食えたもんじゃない」と考える年配の方も多い社会ですから、味覚のキャパも狭いのでしょう。(そこのところベトナムで日本料理しか食べようとしない日本人にも当てはまりますけどね)

 

 

ベトナム名物のおっぱい

タイトルがツリみたいになってしまいましたが、「ベトナム人のおっぱい」ではありませんから下ネタではありません(笑)グルメ記事です。ベトナムでおっぱいと言えば以下の2つが有名です。

 

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①山羊のおっぱい焼肉「vú dê nướng」

もともと山羊を食べる習慣のない日本ですが、ベトナムでは普通に食べられています。北部ではニンビン省が有名ですが、その山羊のおっぱいの焼肉は歯ごたえが柔らかく中々の美味です。山羊というと肉に独特の臭みがあり苦手な人も多いと思いますが、焼肉ではその臭みが抑えられるので、日本人でも比較的食べやすいかと思います。沖縄の山羊汁の臭いが凄まじいという食レポを見たことがありますが、どんなものか一度食べてみたいものです。

 

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②おっぱいフルーツ「quả vú sữa」

なぜおっぱいフルーツなのか。ベトナム語を直訳するとおっぱいフルーツになるからです。春先に出回るこのフルーツは日本ではお目にかかりません。味はジューシーですが、特別美味いというほどでもないのが個人的な感想。話のネタで一度食べてみたら十分といった感じです。ただ面白いのがこのフルーツ揉めば揉むほど柔らかくなるので、食べる前に好みの柔らかさになるまで揉み続けます。この特徴はベトナムの男女も冗談の下ネタでよく使います。

 

ベトナム名物のおっぱい、興味があったらいつか話のネタで食べてみてはいかがでしょうか。

 

ベトナム人の彼氏ってどうなん?

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ベトナム人彼女の特徴について書いてある記事はそこそこありますが、ベトナム人彼氏についての記事はまだまだ少ないようです。実際のカップルや夫婦の割合に比例しているということなんでしょうが、日本人女性でベトナム人の彼氏を持っている人が増えているのも事実。今日は私の周りでベトナム人彼氏を持つ人の話などを聞いた体験を交えて紹介します。

 

まず日本人男性と比べると肉食系は圧倒的に多いです。そもそもベトナム人女性は自分から気になる男性にガンガン行くことがないので男からアプローチをしなければなりません。むしろそれをしない男はダメな奴のレッテルを貼られるので、社会的にそういう男性が自然と出来上がります。なので待ちの姿勢で基本許される女性にとっては楽かと。

 

レディファーストという話もよく聞きます。これもそうしない男はダメという意識の女性が多いので、男性も特に意識することなくレディーファーストに自然となってしまうのだとか。ただ結婚してからもそれが続くかと言うとそんなことはありません。恋心がある間だけと構えておいたほうが後々のギャップに悩む必要はありません。

 

またアッシーになり得るというのが私の印象です。人にもよりますがデート時にバイクで自宅までの送り迎えが普通ですし、職場まで送り迎えをしている人もいます。面倒臭いとか思わないのかね?と昔から思っていますが、こちらの人は好きな女性のためならそういうことも厭わない男性が多いようです。

 

あとマザコンが多いというのも特徴でしょうか。ただベトナム人女性は日本人の考えるマザコンレベルでは特に引きません。例えば遠方に住んでいるお母さんに毎日電話をしたりだとか、久しぶりに会うお母さんに「お母さ~ん」といって抱き着いたりなどしても、特に何も思われません。ただ結婚後とかに妻より母親の意見を優先的に取り入れるような夫は嫌われます。(そりゃそうだ)

 

デートは基本男性が段取りをします。ただ一方で日本在住のベトナム人の話では日本人彼女を日本でエスコートするのは難しいとのこと。というのも相手の方が色々な場所をよく知っているだろうし、ベトナム人的なセンスが日本人女性に通用するかどうか自信がないという理由のようです。そういった部分を大らかに受け入れてくれる日本人女性はとても魅力的だとも語っていました。

大学生のデートとかはお金がないので、「自宅でお話をして、カフェでトークをして、それから公園で語り合う」というのがテッパンなのだとか。

 

「どんだけ語り合うねん!」

 

というツッコミは野暮なようです。

 

 

ベトナムで入院するにあたって

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別に私が入院するわけではないんですが、日本での入院事情とベトナムでの入院事情の違いを感じたことがあったので紹介します。(ベトナムっていうか新興国共通なのかな?)

 

まずベトナムにいる日本人が入院する場合、10中8.9は国際病院に入ると思います。ちょっとした治療程度ならローカル病院でも大丈夫かもしれませんが、入院レベルとなるとローカル病院は日本人にとってハードルが高すぎます。設備や言葉の面などで不安要素がありますし、医者のレベルにも問題があると聞きます。なのでローカル病院に入院した日本人はよほど特殊なケースを除き聞いたことがありません。実際、国際病院に入院する人も稀でして、ほとんどの人は体の移動が自力でできる場合、日本に帰って入院します。

 

なのでローカル病院となれば余計に入院事情について疎くなります。ある日、会社のベトナム人スタッフが「夫が交通事故にあって入院したので、しばらく仕事を休ませてほしい」との申し出がありました。

当初その話を聞いた私と日本人上司は

 

「夫の交通事故でしばらく会社を休みたいということは相当重体なんじゃないか?」

 

と思いました。しかし聞いてみると2週間程度で退院できるとのことです。そのスタッフは会社でもそれなりのポジションなので長期離脱となると結構痛手です。そこで思うのは

「なんで退院するまでつきっきりで会社休むの?」

という疑問。下手にそんなことを言おうものなら日本で言うパワハラとかに発展しかねませんので、細心の注意を払って聞き出します。ここはベトナム、愛する家族が重傷なのに仕事なんか行ってられるかという答えが返ってくるかもしれません。

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話を聞いてみると大体以下のよう。

 

「入院中はご飯やら洗濯やら、トイレ、風呂など全て身内が世話しなければいけない。子どもが小さいから毎朝幼稚園の送り迎えも必要だし、仕事をしながらではとてもじゃないけど無理です。」

 

入院患者で食事からトイレまで何でも病院がしてくれるのは国際病院とかの高級なところだけとのこと。なるほど、日本のようにそのサービスが標準というわけではないということが分かりました。そういえば何回かローカルの病院に足を運んだことがありますが、やたらと洗濯物が廊下に干してあったり、自宅から持ってきたであろう食事を見た気がします。世話人が寝るための簡易的なリクライニングチェアもそのためだったのかと。全部個人でやってたわけですね。。。

 

その夫も外資系企業で働くそこそこの人ですが、日本のような標準サービスの病院に入る金銭的な余裕はとてもないとのことです。改めて日本の医療は単に治療という観点以外でも恵まれているんだなぁと思わされました。

 

 

ベトナム女性のお尻の形

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先日日本人のオヤジで日本人とベトナム人の尻の形の違いについて熱弁している人がいました。よく男は年をとれば女性の尻に興味が強くなると言われてますが、それはさておき、どんな違いがあるのか。

 

その人曰く、日本人の女性と比べて体が細身でもぷっくりとしているとのこと。私も東南アジアの女性は全体的に東アジアの女性(日中韓)よりもお尻の凹凸はあるように感じています。こちらの女性はタイトな服装をする傾向があるので余計にそう感じるのかもしれません。

以前ヨーロッパに住んでいる友人が白人とアジア人のお尻の形の違いについて語っていました。ざっくり言うと白人は洋ナシでアジア人は桃らしいです。これもなんとなく分かります。

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ベトナム人は細身の人が多いので体の凹凸もそれほど目立つものでもないのですが、女性の間でお尻が大きいことはあまり求められません。むしろ大きいお尻は敬遠される傾向があります。私の嫁も妊娠して胸が大きくなるのは構わないがお尻が大きくなるのは嫌だとのこと。どうもお尻が大きい女はスタイルがいいという認識ではないようです。

確かにアオザイのように縦のスタイルが強調されるような衣装では、あまり大きなお尻は合わないように思います。(胸はパッドとかいれて作ってるんですけどね。)

 

そんな話を聞いてから私も少しベトナム女性のお尻の形に意識を向けてみましたが、一つだけはっきり結論づけることができるとしたら、中年太りで垂れ下がったオバサンのお尻はどこの国も似たようなもんだということです(笑)

 

 

政治家の不祥事に対する日本とベトナムの違い

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ベトナムの政治家が隠し子をもっていたことが発覚して、党員法違反により罰金刑を課されたそうな。他にも色々な不祥事で罰金刑を食らっている党員関連のニュースをちょいちょい耳にします。ベトナムの政治家の場合、何か不祥事があったら罰金刑というのが一般的で辞任に追い込まれるということはあまりありません。それもそのはず一応一党独裁ですから野党は存在しませんし、国民も政治家批判を公には主張しませんから辞任の風を吹かせることはできません。

 

これが良いか悪いかはともかく、日本の政治家のニュースを見ていると辞任し過ぎな気もします。もちろん重篤な犯罪を犯した場合、公務から退くのは当然かと思いますが、情事にまつわるセクハラや不倫などで辞任する政治家が多いこと多いこと。。。というよりメディア始め、国民、野党がそういう方向にもっていくのが大半なんでしょうけど。

昔、アメリカのメディアが「日本の政治家は辞任することで職務を最後まで全うしようとしない」という批判をしていました。それを切腹となぞらえている日本の漫画もありましたね。

 

もともと日本語のヤジで「やめろ」とか「帰れ」というのは昔からあり、スポーツの世界でもそんなヤジが飛び交っていました。このフレーズのヤジは日本語独特のような気がします。少し論理が飛躍しますが、自分にとって気に入らない存在は消えてもらう精神なのかと。日本の帰れコールとアメリカのブーイングは性格が異なっていると思います。また、辞めたとたんにバッシングが止む日本文化と辞めて以降もバッシングが続く韓国文化とも異なります。

 

私個人的には議員のセクハラや不倫は当事者で解決してくださいというところで、そこに国会答弁での時間を使うならもう少しマシな話題で世間に還元してくださいと言いたい。もちろんその交際費が政務活動費に充てられてたとかなら大問題ですが、そうじゃなければ家庭の問題だろうと。

政治批判のできない体制というのもどうかと思いますが、どうも近年の日本は政治のアラを叩くところに集中しすぎている気がするのは気のせいですかね。