ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

日本でベトナム人に恋をしたら注意すること②

日本でベトナム人に恋をしたら注意すること①の続きです。

前回話したのはベトナム人男女どちらにも言えることですが、今回は男女別で考えてみます。

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日本人が女性の場合:

①相手の男性は浮気性か

ベトナム男性は浮気性と言われますが、もちろん誠実な人もいます。その性格の部分は付き合いながら判断していけばいいと思うのですが、母国または日本国内にベトナム人の彼女がいるという可能性もあります。最終的にどちらをとるかという天秤にかけられた場合は素直に応じましょう。ベトナム男性にとって日本女性は付き合ってみたいと思われる存在です。実際私の友人のベトナム女性は、彼氏に日本人女性と浮気して捨てられたと言っていました。

 

②最終的にベトナムへ帰るのか

一家を支えなければいけないとか、そういった責任感は案外あるベトナム男性です。彼らは贅沢な暮らしより家族みんなで楽しく過ごせることを優先に考えるところがありますから、その場合はいずれ別れのときがくるかもしれません。まあそのままベトナムについて行ってたくましくやっている日本女性もいらっしゃいますが、都市部でなければ色々大変かと思います。

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日本人が男性の場合:

①本当に未婚なのか

いきなりシビアですが実はバツイチなんてケースがあったりします。特に子どもを実家に預けて日本へ稼ぎに来ているなんてパターンですね。ベトナムの田舎では20歳ぐらいで結婚して25歳までに出産と離婚を経験している人もザラにいますから若いというだけで絶対独身だとあまり思い込まないほうがいいでしょう。気持ちが高まった時に実はバツイチ子連れをカミングアウトされると何かと驚きます。もちろんそんなことは気にしないのであれば問題ありません。

 

②その付き合いにお金の要素はあるのか

まあ程度にもよりますが、日本に滞在している間の財布代わりみたいになっていたら悲しいです。きちんと恋愛していたら多少の出費もやむをえませんが、何でもかんでもお金を出させようとしてくる人は要注意です。ベトナム女性でも結構少額だったらデートで女性がお金を出すこともあります。特に付き合ってる初期の段階から祖国の家族関係でお金の相談をしてきた場合は少し考えた方がいいでしょう。

 

 

以上が日本で付き合っている段階で頭の片隅においておいた方がいいと思われることです。もちろん結婚となるともう一段階上の次元で押さえておくことはありますが、単に恋愛関係ならこの程度で大丈夫かと。せっかく付き合うわけですから、結婚までいきつくかどうかは別として、純粋に恋愛としてのいい思い出にしたいものです。

 

 

日本でベトナム人に恋をしたら注意すること①

最近は日本国内でのベトナム人率も挙がっているようで、時々犯罪関連のニュースに登場することも珍しくなくなりましたね。今後も数は増えていくと思われますので、日本国内でのベトナム人の認識もどんどん高まっていくことでしょう。

 

日本の国際結婚における出身国の順位を見ると男女ともに中国、韓国が上位にきていますが、男性の場合はフィリピン、タイなど東南アジアの国が上位に食い込んでいます。一方女性の場合はアメリカやイギリスといったヨーロッパ勢が出てきています。この違いについては色々な意見があると思いますが、まあ妥当かなぁというのが私の意見。良くも悪くも世間一般に抱かれる国際結婚のイメージを如実に表しているように思います。

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さて、日本で生活しているときにベトナム人女性と出会って恋仲になった場合、どんなことを押さえておくべきでしょうか。ベトナムに生活していないからこそ分かっておく必要があることを、少しシビアな観点で考察します。

 

①その女性が日本にいる背景を把握する

なぜ日本にいるのかといったことをしっかり把握しておく必要があります。とりあえず長期滞在者の場合は留学生または技能実習生、あるいは日本企業お抱えの会社員が殆どかと思います。留学生や技能実習生の場合はちゃんとビザ資格内での活動をしているのかも意識しておくべきでしょう。不法滞在者の場合、強制送還になると日本国内で一緒にいることはできなくなります。「言っていることと行動が伴っていない?」と思ったら要注意です。

 

②留学生の場合、分かる範囲で日本での計画を聞いておくべき

一応2年日本語学校に通って、その後は大学やら専門学校やらに通うのが王道ですが、このルートはあまり多くありません。残念ながら留学という身分でアルバイトでお金稼ぎに来ている人も大勢います。もちろんこれもバレたら強制送還の可能性もありますので注意が必要です。この手の人たちはとりあえず短期的に稼げるだけ稼いで母国へ帰るという人たちが多いです。

 

技能実習生なら家族の経済状況を知っておく

これは日本にいながら把握するのはかなりハードルが高いですが、もし結婚まで考えるのであれば必須です。技能実習生は母国で大量の金を払って日本に働きに来ています。日本で稼いだ差額を祖国の家族に送るために働いているわけです(名目上は技術を学びに来ている)が、そもそもお金に余裕のない田舎の家の場合が多いので後々の金銭トラブルを避けるためには必要なことです。

 

続きます。

 

 

ベトナムのマッサージは区別が難しい

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ベトナムのマッサージと言えば健全なマッサージか風俗マッサージかに分けられます。一応建前はすべて健全ですが、追加のチップでといった形態がほとんどのようです。

しかしローカルな店では健全なマッサージの店かエロマッサージの店かの区別が難しいところがあります。これは現地のベトナム人でも判断が難しいそうで、あからさまな外観のところ以外は正直行ってみるまでは分からないとのこと。

 

私も時々純粋にマッサージをしてもらいたいという気持ちでマッサージ屋へ行くのですが、いかがわしいサービスもあるかと思うと一見で飛び込むのに躊躇してしまいます。

もちろん健全な店と分かっている店もあるのですが、家から遠かったり外国人向けで高かったりと、色々難点があります。

 

特にいかがわしい店の場合、その気がないことを告げると途中から一気に手抜きのマッサージに切り替わったりしますから、正直そうなるとお金をドブに捨てるような気持になってしまします。そういった目に合わないためにできるだけ事前調査をしていいローカルのマッサージ屋を開拓できるよう情報を収集していますが、一筋縄ではいきません。

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以前妻と一緒にローカルマッサージへ行ったのですが、恐らくエロの類もある店なのかなぁという印象でした。嫁がいたのでもちろんそんなサービスはありませんでしたが、何となく店やスタッフの雰囲気を見ているとそんな感じがします。

一方、先日一人で行った店については個室で暗く、スタッフもやや露出が高い服装でしたので「もしや!」と思ったのですが、最後まで誘われることもなく健全なマッサージでした。

 

 

*掲載の写真と本記事に出てくる店は何の関係もありません

 

 

 

ベトナム人と日本人の金銭意識

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ベトナムでは一般に家計は嫁が管理をしますが、私の家庭では私が管理を全部しています。これにはちゃんとした理由がありまして、あまり日本の金銭事情に詳しくない嫁に家計をすべて任せるのは少し不安だというところに依ります。

一応嫁の名誉のために言っておくと、嫁が浪費家というわけでは決してありません。ただ嫁は日本で急な出費が発生する場合、いくらぐらい必要かという目安が分からないため、いざというときの蓄えの計算が難しいだろうという私の判断です。

 

例えばベトナムでは友人の結婚式に呼ばれても祝儀は1000円程度。どんなに高くても5000円もしません。一方日本は最低でも3万円。もしベトナムの感覚で貯蓄されると全然足りなくなってしまいます。また私の場合、日本の住民票は抜いても任意で国民年金を払い続けています。その1か月分の額は法令で定めるハノイの最低月収分ぐらいなわけですから、普通のベトナム人の感覚では考えられません。なので私が管理するのが一番確実だというわけです。もちろん私が使い込みをするようなダメ男だったら元も子もありませんが、そこはちゃんと私を信頼してくれている嫁に感謝です。

 

あとベトナム人は将来のことを考えて貯金するより今の生活の彩を派手にするほうに傾く人が多い傾向にあります。(数十年スパンで出費の概算などを考えることが苦手)だから私もよく友人からそれだけお金があるのなら、もっといいマンションに引っ越せばいいとか、車を買えなどといったようなことをよく言われます。

まさに先程言った日本側での必要になるかもしれない出費を何も考えない上での意見という感じです。まあ日本で生活をしたことがあるベトナム人だったら多かれ少なかれ日本の事情を分かっているので、そんなことは言ってきませんけど。

 

ですので嫁には給料と毎月いくら積み立てしているかということだけ伝えて、お金の出し入れはすべて私がするようにしています。私の身内では今のところありませんが、ちょこちょこ親族がお金の無心に来るなんてのもよく聞く話ですし、少額なら問題ないと思われるのも困りますからね。

嫁や親族を信じていないというわけではないんですが、内容は何であれ家計のお金の出し入れを一切把握せずにベトナムで生活するなんてことは私にはできないということです。

 

 

 

 

 

ベトナム幼児の食事マナー

ベトナム人の食事マナーが日本のそれと比べると悪いというのは周知の事実です。食べながら話すとか、ゴミはテーブル下に捨てるとかなどなど。まあ最近では都会を中心に少し改善してきている感はありますが、ローカル地域にいけば上記のようなことはザラにあります。ただこれは文化的な側面もあるので何とも難しいところ。日本でもヌーハラとか言うのがあるわけですから。

ということで今回のテーマは幼児の食事について。いや、幼児の食事に関するしつけ方についてと言ったほうが正確かもしれません。

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私のベトナム親族含め、周りには大勢の幼児がいます。一般的にベトナムの幼児は日本の幼児と比べて自分でご飯を食べることができるようになる年齢が遅めで、幼稚園ぐらいの年頃でも親や家族からご飯を食べさせてもらっている光景が日常です。

基本的に自立の年齢が遅いとされているベトナムのなので、この点については最初違和感を覚えましたが、現在ではまあそんなものかと流しています。もちろん私が親になった場合はこれに倣う気はありませんが。。。

 

ただご飯を食べるときの要素としてもう一つ気になるのは、食事のメリハリがないことです。日本では(というか私の家庭?)かなり小さいときから食べるときと遊ぶときの区別がはっきりさせられています。例えばご飯を食べながら遊んだり、食べている途中で遊んで、また食べるといった行為は行儀が悪いということでよく親から怒られたものでした。

 

「食べ終わってから、遊びなさい!!」

 

というように。

 

ただどうもベトナムではこの意識が低いようで、子どもは食事中だろうが遊びまくります。親は注意するどころか走り回っている子どもを親が追いかけて、スプーンから口へご飯を入れてあげる。こんなやり取りが普通です。

日本のように幼稚園で皆が手を合わせて「いただきます」なんて統率はこちらではかなり難しいんじゃないでしょうか。

 

食事の席の傍ら、子どもが走り回っているのを全く注意しない親に怒りを感じるのは私が日本人だからでしょうか。それとも単なる私個人の性格の問題でしょうか。ベトナム人の食事マナーが悪いというのは幼少期から遡れるのかなぁと時々思います。

 

 

 

ベトナム人と結婚する日本女子のための情報を!

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日本語のブログでベトナム人と国際結婚やら恋愛やらを少し検索すると、日本人が男のブログがかなり多いようです。かく言う私もその中の一人なわけですが、全般的にアジアの国々ではこの傾向が強いのかなぁと。一方で欧米圏となると状況は逆転して、日本人が女のパターンが多くなるようです。

 

日本人女子とベトナム男子のブログもあるといえばあるんですが、絶対数が少ないので検索に行きつくには結構ピンポイントなワードで検索しないと行き当たらないことがほとんど。しかもこのパターンのブログは情報系の記事が少ないようです。

 

というわけでベトナム人男性と結婚しようとしている日本女性が情報を収集するときに色々苦労するそうです。無論生活費がいくらぐらいかかるとか、結婚の手続きはどうやるだとか、性別関係なく収集できるような情報であれば問題ないんですが、女子ならではの悩み(姑との接し方、出産、育児など)についてはやはり同性の記事があればと考えている方も多いそうです。

近頃これからベトナム人と結婚しようとしている日本人の方とも接する機会が多いわけですが、最近では日本女性でベトナム人と結婚する方も増えてきた印象です。以前も書きましたが、そういう方は自分も働いて家計を支えるという意識の方がほとんどですから、自分が出産などで働けない時の状況を教えてくれる先輩などがいれば心強いのは言うまでもありません。

 

駐在員妻のブログでその関連の記事となりますと、はっきり言って時間的にも金銭的にも状況が違いすぎて参考にならないと仰る方も多いのが現状です。(別に駐在員妻の記事があてにならないという意味ではありません)

こういった日越夫婦の割合が今後どのように変化していくのかは分かりませんが、ベトナム人と結婚した日本人女性のブログが今後充実していけばいいなぁと思う今日この頃です。

 

パンストの伝線を気にしないベトナム女子

ハノイもようやく肌寒くなってきました。日本人にとって過ごしやすい季節の到来です。ベトナム人は日本人より体感温度が低いのか、少し寒くなっただけで「そんなに着込むか!?」というぐらい着込みます。バイクに乗っているから風が冷たいというのも分かるんですが、私がまだワイシャツ一枚でバイクに乗っているのに対してコートとマフラーはやりすぎです。

 

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さて、前から気になっていたんですがベトナム女子のパンスト事情です。何か変態みたいですけど、決してそういう観点ではなくて単純にベトナムでのパンストの役割についてです。数年前からベトナムに移り住んで何となく違和感を感じていたのは、

 

ベトナムの女の子ってやたら生足が多いなぁ」

 

ということ。

 

 

例えば街で遊んでいる女の子やローカルの食堂で働いている人は別に気にならないのですが、公官庁や銀行、オフィスビルで働くOLなど、年齢を問わず全員が生足なのは日本ではありえないので違和感ありありでした。それこそ制服などで着用を強要されない限りは履くことがありません。寒い時以外は。。。

 

つまり当地ではパンストはあくまで防寒のためであって身だしなみとか脚を綺麗に見せるためといった考え方は二の次です。現地の女性からしたら

 

「こんな高温多湿な国で汗かきながらパンストなんか履けるかボケ!」

 

というところなんでしょうが、日本のオフィスがデフォルトの私には、特におばさんの生足について少々不快です。で、北部(ハノイ)のように寒くなりだすとパンスト女子が出没してきます。

そこでやっとタイトルになるのですが、こちらの女性はパンストが少々伝線したぐらいでは買い替えません。替えのパンストを準備しているOLなんてのも聞いたことがありません。

私の嫁も伝線したパンストを履いていたので、買い替えろと言ったところ、もったいないと言われてしまいました。物持ちがいいということだけでは片づけられないこのやり取り。とりあえずベトナム社会では今のところそれが普通なので許すとして、

 

「日本では伝線したパンストは履くなよ」

 

とだけ言っておきました。

 

 

 

ベトナムの個人商店は消えるべきか

ベトナムではまだまだ個人商店が多く存在します。スーパーマーケットやコンビニの普及にともない雑貨屋や市場などの規模は縮小傾向にありますが、あくまで都市部に関してだけいえること、地方ではまだまだ個人の小規模店が活躍しています。

日本の商店街では昨今シャッター街になっているところが多いですが、これも消費者側の効率化という時代の波の結果というところでしょうか。恐らくベトナムでも同じことになるという見方がされています。しかし日本と少し違うところは商売人の倫理観というところ。あるベトナム人がこんなことを話していました。

 

「スーパーとか大手の会社は信頼性が大切だからあんまり無茶苦茶なことはしません。それこそ腐ってる食材を店頭に並べたりとか、変なものを売りつければ一気に客足が遠のきますからね。個人の商店では悪い店は消費期限をごまかしたり、せこいことをやっているところも多いですから、安心してものを買えませんね。」

 

ベトナムの場合スーパーでも不安視されている部分はあるのですが、個人商店よりはマシとのこと。もちろん真面目な商店もありますがその見極めは難しいようで、多少高くても大手のコンビニで買った方が安心だそうです。

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都市計画という部分で個人商店はあまりない方が効率的だそうで、その理由も街を歩いていれば容易に想像できます。ベトナムではいつも言っている通りバイク社会なわけですが、個人商店にはバイク置き場なんてものはなく、自動的に歩道が駐輪場になってしまいます。で、通り一辺全て個人商店となると、もはや歩道全てがバイク置き場になるわけですから歩行者のための道ということにはなりません。最近は取り締まりもするようになってきましたが店の前の歩道を占領して店の物を並べるなんてこともよくあります。

個人商店は資産も少ないので設備投資することもできませんし、店内環境も汚いところ多いです。そういったところはこれからの経済の発展に伴って自然淘汰されるべきだというのが友人の意見。

 

日本ではそういった個人商店がなくなっていき、今でも生き残っているところは逆に風情があるレトロな店として大事にされていますが、いつかベトナムでもそんな時代がくるのだろうかとふと考えてしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

ベトナム社会での自殺とは

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ベトナムでも時々自殺を扱ったニュースがあがってきます。理由としてよく聞くのは浮気されたから、その相手を殺して自分も自殺というパターン。浮気相手も殺されるかはその時々です。

金銭的な貧しさで自殺というのは聞きません。あと人間関係などのストレスが原因で自殺したなんていうのも稀です。最近では学校での子ども同士のイジメが問題になってきていますが、イジメられた子どもが自殺したという話もまだ私の知る限りでは聞いたことがないです。

 

近年の日本では子どもの自殺に関する事件は年に何回か聞くようになった気がします。自殺の理由もイジメの他に先生の暴力、叱責や過失など。確か昔はイジメを苦に自殺というのが圧倒的に多かった理由だと思うのですが…

私の場合、これまで幸いにも「自殺したいと思うぐらい辛い経験」はあっても「実際に自殺しよう」と考えたことは一度もありません。恐らくこういった方は大勢いらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

子どもの自殺が発生したときにまずマスコミが騒ぐのはその原因と責任はどこにあるのかということ。イジメだったらその当事者と学校を徹底的に叩き、教員や親が原因だったら時代の異常性を喧伝する。テレビではよく分からないコメンテーターが当たり障りのない主張をして纏めようとする。

 

もちろん現場レベルで子どもが自殺に追い込まれないような環境を築くことは大切なことだと思います。ただその前にまず子どもが自殺という選択をしないように教育することのほうが先なのではないかというのが私の考えです。

 

子どもであろうが大人であろうが、どこの社会にも人を追い詰めるような要素というのは存在しているわけで、その要素そのものを完全に社会から無くすというのは正直無理な話です。だとしたらそんな状況に陥っても自殺という選択に走らない教育が今こそ必要なのではと感じています。無論その悪い要素に加担するような人間にならないような道徳教育も必要なんでしょうが、毒を取り除くほうばかりを注視するのではなく、毒に負けない教育をもっとしてみては?と思う昨今です。

 

 

 

日本の性犯罪をベトナムに照らし合わせてみる

旅行者にとっても在住者にとっても殺人などの大きな犯罪には巻き込まれにくいとされているベトナム。女性にとっての性被害もそれほど多くはないとされています。時々国内でもレイプなどの話を聞くケースはありますが、件数で言えば世界的な標準をかなり下回っていると思います。

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ところで性犯罪というテーマを取り上げるにあたって、以前千葉県でベトナム人の少女が殺害された事件は記憶に新しいかと思います。日本では性的な目的で女児を誘拐するケースがかなり多いなぁという印象でして、ベトナムではこういったケースがないのでベトナム人にはかなり理解しにくいようです。ベトナムで子どもを誘拐するのは十中八九は金銭目当てです。最近では数が減っているようですが身代金を要求したり、あるいは外国へ売り飛ばすための誘拐というのもよく聞きます。しかし日本のように自ら性犯罪を行うためという話は耳にしません。

なのでそんな事件が起こる理由として単なるロリコンの変態だからと言っても、「あーそうか。」とはなりにくいわけです。

 

そう考えるとベトナムではロリコンはおろか熟女好きという話も聞いたことがありません。少女に性的な魅力を抱かないとか、なんでわざわざおばさんを好むんだとか、およそ理解できない領域だそうです。興味はあっても理性で抑えるのではなく、そもそもそんな感覚自体がないのだから、必然的に性犯罪の対象は年頃の女性に絞られるのでしょう。

 

前回のフェチに関する記事でも触れましたが、日本の性犯罪の種類はベトナムと比べてかなり多岐にわたっています。ハイヒールを盗む奴だとかパンスト泥棒とか足舐め親父などなど。ベトナム人からしたら「???」な性犯罪が目白押しです。

もちろんそんな奴はごくごく一部の変態だけだという主張はもっともですが、やはり「0」と「1」とでは受ける印象が大きく違うということです。

 

 

ベトナムではデブの男がモテる?

私は着痩せするタイプなのでベトナムではもっと太ったほうがいいとよく言われます。ただ自分で言うのもなんですが、服を脱げばそれなりの身体なんでそれが分かっている嫁は何もいいません。

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以前少し腹回りについて肉を落とそうと思い、簡単なエクササイズに励んでいたのですが、それを知った嫁の友達が

「それ以上細くなったら見栄えが悪いからやめなよ!」

と言っていました。どうもベトナム人は細身の男は好きではないようです。ただ太るという「béo」というベトナム語があるのですが、私は当初この言葉の意味を文字通り「デブ」という意味で認識していました。ただ日頃色んな場面で使われているところから推測すると「大柄な」という意味がより正しい意味なのではと感じています。

例えば毎日ジムでトレーニングに励んでいたベトナム人と久しぶりに会った時に「去年より大分béoになったよ。」と言っていました。これは明らかに脂肪ではなく筋肉で身体が大柄になったということを表しているはずです。

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そこで私の疑問も解決することができました。そして理解できました。「ベトナム女子が好きなbéo=ゴリマッチョ」だということを。こちらでは短髪の男で筋肉隆々が好まれやすい傾向です。ジャニーズ系の長髪細マッチョな優男は男らしくないとのことです。

顔は分かりませんが武井壮とか小島よしおみたいなんがいいんでしょう。因みに嫁にボディビルダーの写真を見せたら「恐い」と言っていました。

 

 

ベトナム人のフェティシズム

男性向けの下ネタ記事です。不快な方は飛ばしてください。

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男同士で酒を飲んでいるとエロ話になるのは万国共通ですが、ベトナム人とエロ話をしてもノーマルなエロ話しか出ないので少し面白みにかけます。というか単に日本人のエロさが特殊なだけなのかもしれませんが、私が物珍しく興味をそそるような話はまず出てきません。

 

タイトルにもあるとおりベトナム人とフェチについて話してみても、正にスタンダードな「胸、脚、尻」。この3つに集約されます。これは世界でも一部の民族を除いて男だったら皆好きなわけで。。。私にとって興味のある話とはつまり、この3か所以外の嗜好が出てくるかということです。

余談ですが、私の場合付き合っている日本人の友人が皆そういう感性なのはたまたまなのかもしれませんが、たいがいその上記3か所以外の嗜好をもっています。これはその3か所は当たり前なんだから、今更そんな部位の話をしたところで盛り上がらんだろうというサービス精神もあるのかもしれません。私もその中に含まれます。

 

さて、そういった状況もあって改めてフェチ文化について考えさせられました。そもそもフェチって何から発生するのかと。結論から言えば私はポルノの影響が大きいと考えます。そもそも日本の場合様々なフェチに対応したポルノが出回っていますが、これはそういったポルノがあるからそれに沿ったフェチ族が発生しているんじゃあないかと。コスプレはその代表例ではないでしょうか。日本のポルノでは「制服とセックス」が一つのセットみたいになっているところがあります。浴衣、セーラー服、ナース、CAなどなど。。。

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一方ベトナム人アオザイを着ている女とやりたいとか言う話は出てきません。他の制服も然りです。これって結局「セックスはそもそも裸でやるんだから服は関係ないでしょう?」という至極まっとうな思考回路なのではと思います。

ベトナムでは日本のように服を着せたままのプレイなんてのは聞いたことがありません。要はフェチに特化したポルノが出回ることによって、その状況にあこがれる日本人がそれを実践した結果が今の日本なのかなぁと思っています。

欧米圏然り、ポルノが出回っている国の方がフェチの種類も奥が深いのかなぁと…

というわけで一応ポルノご法度なベトナムでは変態的な性癖の人とはまだ出会ってません。仮にそんな性癖の人間がいたとしてもカミングアウトできる土壌はまだないのでしょう。

 

日本のこれは性文化の成熟と定義してもいいんでしょうか。どうでもいい個人的な疑問です。

 

 

 

 

ベトナムのホテルとニャーンギーの違い

ベトナムで生活しているといたるところで見かけるnhà nghỉ(ニャーンギー)。

直訳すれば休家という意味になりますが、普通の日本人旅行者ならまず泊まることはない宿泊施設だと思います。

まずこのニャーンギーというのは現地では色々な使い方がありまして、文字通り宿泊施設として多くの人から利用されているというところから話を始めます。

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例えば日本の場合、ビジネスホテルというものがありますが、ビジネスホテルとはどういったものかと聞かれれば何と答えるでしょうか?法的な定義はともかくとりあえず仕事や所用で泊まる簡易的なホテルということになると思います。このニャーンギーも現地人のビジネスホテル的な役割を果たしています。

 

一方で日本のラブホテル的な役割も果たしていたりします。ビジネスホテルとラブホテルの違いは何かと言われると、日本の場合共有の飲食スペースがあるかないかが法的な境目になるようです。一方ベトナムではそういった法律はありませんので極端な話、「リゾートホテル=ビジネスホテル=ラブホテル」のような括りになるわけです。

 

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しかしもちろん立地や建物の雰囲気によってラブホテル的あるいはビジネスホテル的のどちらの要素が強いのかは外観を見れば分かるようになっています。写真のように時間割の料金が提示してあるようなところは間違いなくラブホテルの要素が強いということ。特に入り口に日本のラブホテルの車庫のように簾があればよりその要素はより強いということです。

しかしホテルと銘打ってこのニャーンギーと遜色ない、というか兼業みたいなことをやっている宿泊施設はたくさんあります。法的な区別は特にないので、それこそ一番の違いはというと部屋にコンドームが用意されいるかどうかといったところでしょうか。

 

カラオケや飲み屋などの性風俗店があるところには大抵この手のニャーンギーが隣接しています。ただニャーンギーと聞くと所謂ベトナム人にとっても昔からある「連れ込み宿という印象=汚い」というのがあるようなので、そういった連れ込み宿専用のようなところでもあえてホテルと名乗っているところも多いそうです。

 

 

ベトナムのトレンディドラマ

日本ではトレンディドラマという言葉はもう死語でしょうか。昭和の末期に生まれた世代の私にとってはバブル時代の日本を彷彿させる言葉のような印象です。

今回紹介するのはベトナムのトレンディドラマですが、なぜ私がこのような表現をするかというと、今の平均的なベトナム人が憧れる、また少し頑張って背伸びすれば届かなくもないような生活水準の世界が広がっているドラマだからです。ゴールデンの時間帯にやっているイケてる俳優が出ているドラマは大抵その水準の生活レベルを舞台に物語が展開されています。具体的には、

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①自分の家が新築の大きな家または広いタワーマンションに夫婦または家族で同居

現実ではエリート層が多いこの生活形態です。普通の層では親族や銀行などかなり無理してお金を集めまくればこの類の住居が手に入ります。

 

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②車所有

昔の日本もそうでしたが、とりあえずお金を持っている人の象徴です。ベトナムでは車の関税が高いので、同じ車でも日本の倍ぐらいします。所得水準を考えると相当な買い物ですが、それでも無理して買おうとするベトナム人は最近かなり増えています。これは利便性より見栄の部分がかなり大きいような気がします。

 

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③とりあえず食事はオシャレで清潔なレストランで

ベトナムでは安食堂とオシャレなレストランでは料金が2~3倍変わります。なので一般的な会社員がオシャレなレストランで昼食をするなんてのはごくごく一部のみ。そんな生活をしているのは富裕層のみでしょう。いや富裕層でも毎日というわけにはいきません。

 

とりあえず上記3つはテッパンです。ベトナムも生活水準の上昇が激しいので、新しい現代風の生活感と過去の生活感が混在しています。今は丁度その過渡期ということなんでしょうが、いかんせん全てを現代風にするにはお金が足りないという現実があります。そのトレンディドラマのような生活を大部分の人が実現できるようなるときが来るのはまだまだ先のことでしょう。

因みにベトナムでは貧乏を題材にしたようなドラマはあまり流行りません。やはりこれからの夢や希望にあふれるためにはとりあえず金銭的な豊かさが一番分かりやすいんだと思います。まあ現実主義というか、今の社会の本質をついている気がします。

 

 

ベトナムで禿げている人の扱い

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日本と比べると若干禿げ率は低い気がするベトナム。日頃のストレスが日本と比べて少ないということは関係があるのでしょうか。ベトナムでは禿げに対して実はそれほど後ろ向きなイメージはありません。もちろん髪の毛があるに越したことはないんですが、ベトナムでは禿げの人は頭がいい人とよく言われるそうです。

 

これはベトナム人が迷信的に信じていることで、頭をよく使っている人ほど禿げやすいという考えがベトナムにはあるからです。関連性があるかは定かではありませんが、党の代表や会議で登場する共産党の幹部も確かに禿げている人は多いです。

他にも私のオフィスが入っているビルにはITの会社があるのですが、その会社も妙に若禿の人が多いです。ということでとりあえず若くて禿げていたら、多分頭がいいんだろうと勝手に思われているかもしれません。

 

そういうと若禿の人にとっては少し希望が湧いてくるかもしれませんが、ベトナムギャルは若ハゲは恋愛対象にならないとはっきり言っていました。やはりルックスを重視する人にとっては禿げはNGらしいです。しかしベトナム人の男性は全体的に短髪なので日本のバーコードヘアーのような感じの髪型などはなく、比較的清潔感がある禿げが多い印象です。