ベトナムってどうなん?

ベトナム人と家庭を築きながらベトナムを考える

ベトナム人嫁が考える日本の安全性について

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先日自宅でテレビのニュースを見ていると、北朝鮮から日本近海へミサイルが発射されたニュースを報道していました。あくまでベトナムから見た報道なので、客観的な事実しか伝えられてはいないのですが、日本人の夫をもつ嫁からしたらこの話題は看過できないようです。

でもって嫁からのストレートな質問。

 

「日本にミサイルが飛んで来たらどうすんの?」

 

何て答えればいいんでしょうか?ミサイルはちゃんと迎撃されるとか無責任なこと言えませんし、まずミサイル自体飛んでこないとかも言いきれませんし。とりあえず、

 

「飛んでくるまで分からない。」

 

と答えておきました。嫁からしたら納得いかない返答でしょうが、今の私には他に言いようがありません。すると嫁がすかさず、

 

「日本って近隣国から攻撃される可能性があって、かつ定期的に地震があって、火山活動もあるから、ベトナムで暮らすより危ないんじゃないの?」

 

と言われてしまいました。確かにベトナムは海の問題で中国と小競り合いこそあるものの実際に武力攻撃を受けるとは考えにくいですし、地震も火山もありません。交通事故といった不慮の事故死はありますが、凶悪犯罪の類はほとんど聞きませんし、今のところテロの心配もないと言われています。

そういった部分だけ並べてみると日本にいる方が危険なのかなと思ってしまいましたが、どこかで日本の方が安全だと信じている自分もいます。嫁からしたらいずれ自分も日本で暮らすことになるかもしれないという気持ちから出た率直な疑問なんでしょう。

 

日本の安全神話について少し考えさせられた一幕でした。

 

ベトナムの公務員に対する規定が今更過ぎる

公務員というと民間よりも緩いイメージが付きまとうのが日本ですが、国民の税金が使用されているということもあり、日ごろからの立ち居振る舞いは全国民から見られている立場というのも事実です。それこそ何か不祥事を起こそうものならあらゆる方面から非難の声が上がってきます。民間のように倒産とかそういったことはありませんが、あまり景気に左右されない仕事ということもあり良いときも悪いときも一定の水準で職務をこなさなければなりません。

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しかしこれはあくまで日本の話。ベトナムの公務員はというとまだまだお役所的な態度が抜けきれておらず、各役所でもその横柄ぶりに腹を立てる民間人も少なくありません。さすがにこういったことはよろしくないという自覚が国の方でも出てきたらしく、最近ではこれまでの勤務ぶりを是正していくような取り組みも起こるようになってきました。

それに付随して、先日ベトナムで発表された公務員に関するいくつかの新しい規定があまりにもツッコめるんで記事にしました。

 

①ジーパンはダメ

→シーパンで働くって…てか普通にスラックス着用と書け

 

②サンダルはベルト付きのものを着用すること

→だがら革靴と規定しなさい

 

③昼休みを含む職務中は酒を飲んではいけない

→いけないってか飲んだらクビでしょ

 

③に関してはベトナム人の自営業は時間かまわず酒を飲む人が多いからこんなことになるんだと思います。以前私がローカルのベトナム会社に勤めていたときも、寒いからという理由で昼休み酒を飲んでいたぐらいですから。そういったセリフはシベリアでも行ってから吐けと思ったものです。

 

ベトナムで公務員の仕事に就こうと思うとある程度のまとまったお金をコネが必要になるらしいのですが、その部分を是正しようとする動きは全く見られないところがいかにも社会主義のお役所という感じがします。

 

 

 

ベトナム人の巨乳を素直に見れない

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ベトナム人は肥満の割合が極端に低いことは以前述べました。簡単におさらいすると肥満の割合は全体の0.3%程度。アメリカが30%で日本が3%ですからそれがどのくらいのものか想像がつくかと思います。

その肥満率の低さの理由をどこかのサイトでよく香草を食べるからだとか、生活習慣が規則正しいからだとか言っているものがあります。

ただ私の感覚ではそうではないような気がします。まず香草を食べると言ってもせいぜい付け合わせ程度で、最近では食卓に脂こってりの肉が並ぶことが一般家庭でも多くなっています。なので十分太る要素はあるのかと。。。

また生活習慣と言っても若者の生活習慣は結構いい加減なものですから、これも理由としては考えられにくいと思います。実際40代以降の中年太り具合でいくと、日本の同年代よりも体系が崩れている人は多いような気がします。最近の日本の中年女性はきれいな方が多いから余計にそう思ってしまうのかもしれません。

では若い女性が細い理由として考えられるのは何なのか?持論ですが理由としては2つあるのかなぁと。

 

①体質

これはどうしようもありません。日本でも太りにくい体質とかあるわけですから生まれ持ったものです。

 

②同世代が皆細いから自分が太っていたら恥ずかしいという見栄

美容意識はそれなりに高いベトナム女子。特に体型を気にする人は多いです。

 

この2点で若い間は細い人が圧倒的に多いわけですが、子どもを産んでおばさん化していくと、どんどん脂肪が蓄積されていくパターンにあてはまる人が多いです。

 

 

さて、前置きが長くなりましたがやっと本題に入ります。上で言った通り、肥満率が圧倒的に低いということと、体質的に太りにくいということからベトナムは中々の貧乳大国です。イギリスの某下着メーカーによるとベトナム人のブラの平均サイズはBカップで、Cカップの割合が1000人に1人(肥満者除く)だとか。どこまで正確か分かりませんが、確かに道行く人がほとんどAかBに収まるというのは妙に納得できます。見栄えをよくするためにアオザイにパットを入れているのも普通だそうです。

あるサイトで「ベトナム女性は色白で巨乳が多い」なんて紹介をしているものがありましたが、よくそんな適当なことが言えるものです。

 

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しかし巨乳に対する憧れを持つのも女性の性。豊胸手術をする女性も中にはいたりします。ただしもちろん安いものではないので、誰でも気軽にできるといったものではありません。そのほとんどが金持ちか、水商売系の女性でしょう。下手に安い無認可の医者に豊胸を依頼すると思わぬ目に遭うので注意が必要です。

 

以上のような背景から私が街中でスタイルのいい巨乳女性を見かけたときはまず、

 

「豊胸したんかな…?」

 

と思ってしまいます。それが金持ちっぽい雰囲気を醸し出している人の場合はなおさらです。巨乳女性に出会ったときの、素直に喜びを感じる心をベトナムに来てから失ってしまったような気がしました。

 

 

 

ベトナム人の名前の由来

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日本は名前を付けるときに何かしらの由来があるのが一般的ですよね。私は珍しい名前の人を見たとき、漢字から由来を考えたり、どんな意味なんだろうなぁーと結構気になるタチです。

 

一方ベトナム人に自分の名前の由来を聞いて見ると、

 

「知らない」

 

という返事が返ってくることも多々あります。ベトナムでは必ずしも名前に由来があるわけではなく、音声的に響きがいいからだと、名付けるときに音の部分を重視する親も多いそうです。

もちろんベトナム語の意味でそのまま由来が分かる名前もあります。

例えば「Hoa」というのは女性の名前で意味は「花」。なのでハナちゃんです。

「Mạnh」といえば男の名前で意味は「強い」。ですからツヨシくんといったところでしょうか。

因みに私の嫁の名前は「青い河」。人間の性格的な由来ではないので、こちらは音声重視の名前と言えそうです。ベトナムでは「河」を用いた名前は非常に多いです。

 

ところで日本ではキラキラネームたるものがありますが、ベトナムでもそれに似たような名前があるそうです。ベトナム人の友達が言うには、物凄くサッカー好きの親が自分の子どもに「メッシ」という名前を付けたんだとか。ベトナム人でそんな名前はすごく恥ずかしいとのこと。もしその子が大きくなって学校に行き出したら絶対みんなに笑われると言っていました。そういったところは日本と同じだなぁと思いました。

 

日本にいた頃に「妖精(ようせい)」という名前を見たことがあります。よくそんな名前をつけるなと思っていましたが、読み方が「フェアリー」だと分かったときは失笑でした。親が子どもに名前を付けるときにはそれなりに考えて愛情も込めているでしょうから、その名前を無碍に否定するものではないですが、やはりあまり奇抜な名前は考え物です。

あれからもう10年近く前のことですが、その子は今自分の名前をどう思っているのでしょうか。

 

ベトナム人の成金を見て昔の日本を考える

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ベトナムに住んでいる人ならベトナム人の富裕層、つまり成金を目にする機会は往々にしてあります。ベトナムで古くからの富裕層というと共産党絡みの人や、医者や弁護士といったそれなりの社会的権力者が占めていたのですが、最近では市場の開放により一代で成り上がった成金層も数多くいます。(金の出所が不明な話はここでは伏せておきます)

この層は下手な日本の富裕層よりも金持ちでして、とにかく周りにお金をもっているな~と思わせるような振る舞いをする人が多いことが特徴です。

 

前者の社会的権力者の富裕層はそれなりにプライドも高く、そもそも昔から育ちのよい環境で育っていることもあり、日常的な立ち居振る舞いはそれなりに富裕層に見合った人が多いように思います。(もちろん庶民を見下したような態度の人も中にはいます)

一方でこの成金たちはそういった歴史的な育ちがないものですから、とにかく金を使って生活を謳歌しようという割合が多いようです。またそういった振る舞いにも品がない人が多いため色々と顰蹙を買いやすいんだそうな。。。日本に観光にきたモラルのない爆買い中国人を想像すると分かりやすいかと思います。

 

私の日本人の知り合いでそこそこ在住歴が長い方がいるのですが、最近ゴルフ場を周っていると、ひと昔前と比べてベトナム人の富裕層がやたらと増えたのだとか。で、ゴルフ自体が下手で中々終わらないのはともかく、急ぐそぶりもなくべちゃべちゃ喋っているから後ろのプレーヤーがかなり迷惑していると言っていました。

 

ちゃんとしている?成金にとっては自分たちの評判を落とす迷惑な連中なんでしょうが、概して割合的にはそういった人達が多いということなんでしょう。そんな評判の悪い成金に限って連れている子どもが肥満傾向というところが面白い所です。

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日本のバブル経済の時に出現した成金たちが海外旅行に行ってフランスやイタリアのブランド物を買い漁る姿は当地のセレブ達にかなりの不評をかっていたそうで、日本人は来るな的なことを言われていたことを思い出しました。急速に財力を持つと、その財力に見合った振る舞いを身に着ける時間が間に合わないのでしょう。

いつの日か、

 

ベトナム人は日本に来るな!」

 

と言われる時代が来るのでしょうか?

 

 

 

自撮り大好きベトナム人

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ベトナムでは自撮りをしている人をよく見かけます。場所がどこだろうが関係ありません。カフェだろうが、映画館だろうが、自宅だろうが、いつでもどこでもパシャパシャ撮っては、気が済むまで撮り続けています。

 

じゃあ何で自撮りをそんなにするのかというと、10中8,9はSNSに投稿するため。自分がキレイにあるいはかっこよく撮れた写真をSNSに載せて皆に見てもらいたいわけですね。まあ日本人でも自撮りした写真をSNSに載せる人はいますが、こちらではその数が比ではありません。

私が男だということもあり、おばさんの自称イケてる自撮り写真をSNS上で見るのは正直キツイです。まあ見る相手のことまで気を回さないのもある意味ベトナム人らしいと言えばそうなんですが。。。

 

しかしベトナムは男も自撮りが好きな人が多く、それをSNSにアップする人も相当数います。というかパソコンのデスクトップの壁紙に自分の写真を使ったり、携帯電話の壁紙に自分の写真を設定している男も大勢います。

私が初めてそれを見たときは引いたものです。

 

「こいつナルシストなんかな?」と。

 

ただ時間が経つにつれてこういったケースに出会うことが普通になったので、今では何とも思いません。(もちろん私が同じことをしようとは決して思いません)

以上の理由からベトナム人フェイスブックのタイムラインを見ると、素人顔のアップ画像がやたら多いこと。日本人のフェイスブックと比べればその差は歴然です。ただアップしている写真の大半は照明であったり、シミの削除や肌を白くしたりと加工しまくりなんですけどね(笑) 日本のプリクラみたいなもんですね。

 

余談ですがSNSに限らず自分の部屋に自分のパネル写真を飾っているベトナム人もいたりします。自分が気に入った写真はとにかく皆に見てもらいたい。きっとそういった心理なんでしょう。

一方で自撮り嫌いな人は絶対に自撮りをしませんし、寧ろ自撮り好きな人に嫌悪感を抱いているベトナム人も一定数います。私のこれまで出会った中では全体の3割ぐらいがそれに当てはまる気がします。

 

日本とベトナムの架け橋、日越友好?

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大層なタイトルですが、内容はベトナムで働いている日本人についてです。ベトナムで働いている日本人は日本の本社からの出向命令を受けて仕方なしに来ている人もいますし、自ら望んで当地に赴いて日々奮闘している方もいらっしゃいます。ベトナムに居る経緯は人それぞれですし、実際の生活に関する満足度合いも人それぞれです。

 

ところで先月ある日本人からこんなフレーズを耳にしました。

「日本とベトナムの架け橋になりたい。日越友好のため~~~~~。」

 

素晴らしい大義名分に聞こえますが、実際このフレーズを言いすぎる人を見ると寧ろ胡散臭く感じていまう今日この頃。そもそも架け橋とか日越友好というものが漠然としすぎていて、「で、橋の先に何があるの?」と聞き返したくなることがあります。まあその人の口と行動が伴っていないということもあるんですが。。。

 

持論ですが、日越友好とか架け橋とかいうのは当地で正当に経済活動を行っていれば、無意識的にもその役を担っています。たとえ嫌々ベトナムに赴任している人でも日本本社からの命令で職務をしっかり全うしていれば、十分架け橋になっているでしょう。仮に全く働いていない駐在員妻であったとしても、家庭を守って夫が安心して仕事に出れるのであれば間接的に架け橋役を担っていると思います。子どもであってもベトナム人と一緒に遊んでいるだけで日越友好と言えそうなものです。

 

もちろんベトナムで私が知っている、正に架け橋とか友好役を担っている日本人の方も何人かいらっしゃいます。本当に私も尊敬する人達なんですが、そういう人達に限って「架け橋、友好」とかいう言葉を自ら口にはしないんですよね。日頃が激務すぎてそんなフレーズを口にする余裕もないのかもしれません。

 

少しとんだ話になりますが、やたらとSNSでリア充をアピールしている女子が彼氏ができた途端、更新頻度が激減したという話を思い出しました。

 

ベトナムでも無免許、飲酒運転は違反なんだが…

何度も言ってますが、ベトナムはバイク社会。最近では車の数もかなり増えてきましたが、今でも主役は断然バイクです。電車などのインフラ基盤が発達してないこともあり、通勤はバイクというのが主流です。外国人であっても私のように当地に根付いて生活している人はバイクを乗り回していることも珍しくはありません。

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ところで交通ルールやマナーに関してベトナムでは日本と比べてかなり適当なんですが、もちろん警察がいてるところで違反すると捕まります。日常的に一番よく見る違反理由はヘルメット不着用、信号無視といったところです。

ただ、暗黙の了解?の違反で一番多いのは飲酒運転と無免許運転のような気がします。なぜそう思うのかというと、ビアホイ(日本でいうビアガーデン)や居酒屋に全員バイクや車で乗り付けて帰っていくのが普通であることや、バイクの教習所に皆バイクで通っているという矛盾が普通にあるからです。

 

最近警察も飲酒運転の取り締まりを強化しているとかいって、道路でアルコール検査をしている映像をテレビでよく流したりしています。

ただそもそもビアホイのすぐ近くで取り締まったらそれこそ鰯の大漁のごとく釣りあがるでしょうし、同じく自動車教習所の前で取り締まれば地引網漁のごとく収穫できるはずです。

それをしないというのは、きっと何かあるのでしょうねぇ。バイクや車で乗り付ける客が取り締まりを理由に来なくなったらその店は倒産確実でしょうし、教習所も何かしらの理由があるんでしょう。。。

日本のAVの影響を受けるベトナム人

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以前日本のセクシー女優がベトナムで有名だという記事を書きました。これってつまり日本のAVがベトナムで見られているっていうことなんですよね。もちろん公にはポルノが禁止の国ですから、インターネット経由で閲覧していることになります。

 

しかしAVは色々誇張された世界なわけで、これを現実と混同されると日本の女性はたまったもんじゃありません。しかしAVから来る誤解というのは当地でも起きています。

例えば日本の女は皆AV女優のようなセックスをしているという誤解。中国や韓国でも日本のAVが人気ですが、同じような誤解をしていると聞いたことがあります。実際に日本人と接することがなければ本当のことを知る由もないわけですから、誤解を解くチャンスがないという…

たまにバカな日本人がAVの影響を受けてトチ狂った性犯罪を犯す奴もいるわけで、そんな奴がアジア各国に拡散されなければいいんですが。。。

 

一部そんな誤解を受けてる日本女性ですが、実はベトナム女性にもいくらか被害が及んでいるようです。これはAVを見たベトナム人男性がAV男優の真似をして過激なセックスをしようとすることに起因します。そもそもAVは基本的に男女共に演技をしているわけですが、それを真に受けてしまう人が相当数いるようです。まあ日本でも余り女性経験のない男でこういった勘違いをしてる人は結構いますから、よく分かります。

こんな感じで彼氏または旦那とセックスしたくないという女性もいるのだとか。

 

しかし、こういった現象があることを聞いてふと疑問が生まれました。

 

「日本人の男も皆AV男優みたいなセックスをしてると思われてるんかな??」

 

ベトナムのタクシーにも色んなのがいる

ベトナムのタクシーに関するブログ記事や情報はとても多いです。どれも的を射たことを書いていて、私から特にタクシーに乗るときの注意点などを書き加えるようなものはありません。

そういった情報系の記事には悪徳タクシーの被害に遭わないための方法が書いてあるのが殆どですが、今回は少し違った視点で真面目なローカルタクシードライバーについて書いてみようと思います。

在住者でも悪質なタクシーにやられるケースはもちろんあります。なのでタクシーに対する目線もある程度厳しいものにならざるをえないんですが、ボッタくらずに真面目に働いているドライバーにとっては迷惑な話です。

 

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・一部の悪質なタクシーのせいで迷惑している真面目なドライバー

ハノイではタクシーの通行が禁止されている通りというのがいくつかあるのですが、その事情を知らない人(特に外国人)には一見遠回りされているような感じがします。私はハノイの地理には明るいのでそういったことも分かっているのですが、真面目なドライバーは自分が遠回りをしているわけじゃない旨をきっちり説明してきます。彼らにとってもあらぬ疑いを持たれたくはないのでしょう。ただしローカルドライバーはベトナム語しか話せないので、外国人相手にはなかなか説明が難しい部分もあるかと思います。

 

・覆面タクシーの存在

一見白タクと思いきや、実はちゃんとしたタクシー会社というケースもあります。上で書いた通りタクシーが入れない通りというのがあるんですが、その規制をすり抜けるための覆面塗装というわけです。道路の規制をすり抜けるという意味では悪いことですが、利用者にとっては最短ルートで目的地まで運んでくれるありがたい存在です。

 

・外国人をカモにしない白タク

「白タク=悪いタクシー」とも限りません。副業で日銭を稼ごうとする人は寧ろタクシー会社の平均よりも安い言い値で向かってくれるのもいたりします。昔、私がハノイ市内の端から端まで移動するときに10万ドンで行ってくれたドライバーがいました。普通のタクシーなら20万ドンぐらいする距離です。ただし最近ではウーバーの出現により以前と比べて利用者が減っているとのこと。

 

 

外国人を狙った悪いタクシーはもちろんいますが、以上のような真面目なドライバーが取り上げられることはあまりないので、この場を借りて紹介しておきます。

 

 

ベトナム語で「足が大きい」意味

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ベトナム人の友人「日本の女子学生は足が大きいね。」

私「まあね。」

 

特に何も考えずにそう返答しました。ベトナム人は日本人と比べて平均身長が男女とも5㎝ぐらい低いので、足も日本人より小さめです。私は27.5㎝あるので、ベトナムでサンダルや靴を買おうにもそのサイズは中々見つかりません。

しかしなぜ改めてそんなことを聞いたんだろうと思ったとき、ベトナム語⇎日本語の訳し違いであることに気が付きました。

 

ベトナム語でchân toは「足が大きい」が直訳です。  chân=足  to=大きい

しかし実際の意味は「脚が太い」。この友人は日本語に直訳してこのような誤訳をしてしまったわけです。謎が解けたところでふと我にかえります。

 

私 「日本の女子学生の脚が太いって?(怒)」

 

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自国の女の脚をけなされたら、日本男子として黙ってられません。

 

私 「そりゃ太いやつもおるけど、個人差があるやろ!てかベトナムでも太いやつおるやん!!」

 

友人「でも割合的には日本人の方が多いと思いますよ。」

 

 

もう少しその友人の主張を掘り下げてみると以下です。

「学生(中高生)は毎日スポーツ(クラブ活動)をしている。真夏は真っ黒な子も多くて、鍛えているから脚が太い。」

うん、確かにベトナムはクラブ活動もないし日焼けは絶対にしたがらない。且つ全体的な運動量も日本より少ないから単純に筋肉量が少ないという意味で、脚が日本人より細いというのは理屈的に頷けます。

そう言われてみたら日本の中高生の方が脚が太いような。。。

でもこれは肥満とかではなくてあくまで健康的に成長している証拠なんだから悪いもんではないと言いたいところです。

 

その友人曰く、「ベトナムでも山手の人はよく坂道を歩くから脚が太い」とのこと。

 

普通のウォーキングとかジョギングだけでは脚は太くならないもの。しかしベトナムの山手といったら凄い田舎で、重い荷物を担いで坂道を上り下りしてそうですから妙に納得できます。ただ大人になったら日本人もベトナム人も脚の太さはそんなに変わりません。

 

「子供のときにちゃんと鍛えて、引き締まった脚の方が質がいいに決まっている。同じ太さでも中身が違うんじゃ!年取ってからの弛みに差がでるぞ!!」と喝破。

 

 

自分でもどうしてこんなにムキになったのかよく分からない出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベトナムって徴兵制度あるの?

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ベトナムで生活していると軍隊を見る機会がよくあります。街中には軍の施設がたくさんありますし、テレビを見ていても軍隊関連の放送が頻繁にされています。

軍隊のある国では徴兵制を実施している国もたくさんあります。例えば同じ東南アジアのタイならくじ引きで徴兵に行く人を決めたりしますし、韓国なら健康な人の場合一定期間入隊しなければなりません。それが嫌で何とか不健康であるかのようにごまかしたり、中には自殺をする人までいるのだとか。

私の韓国人の友達も二度と行きたくないと言っていました。徴兵制がそれほど厳しいものだというのは容易に想像がつきます。

 

では、ベトナムではどうなのかというと強制的な徴兵とかいうのではなく、学校教育の一環として2週間から1カ月程度、研修のようなものがあるそうです。高校生や大学生でそういった研修に参加するようですが、そのときに軍隊の行進であったり、簡単な銃器の取り扱いを学ぶのだとか。ただ先ほどの韓国の青年とは違い、ベトナム人からは「楽しかった」なんて感想が返ってきたりします。

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多分そんなに厳しくないんでしょう。友達と軍服を着て楽しそうに写真を撮っているところなど、何となく校外学習の延長のような雰囲気を感じてしまいます。日本語のサイトで軍服を着た可愛いベトナムの女の子が紹介されいますが、ベトナム人の友人が

「それは本物の軍人じゃなくて演習に参加している学生だと思うよ。そんなサイトを見てベトナムの軍隊に美人が多いと勘違いしない方がいいよ(笑)」と言っていました。

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私の嫁の親族には軍隊の関係者がたくさんいます。同じ軍隊でもガチの戦闘員系からそのバックアップ的な軍人まで様々ですが、たまたまなのか、皆さんとても優しいのでベトナムの軍隊には私は良い印象を持っています。

因みにベトナムの軍隊は公安と比べて結構民衆から敬われる存在らしいです。ただ嫁曰く、

 

「軍隊は苦労に見合った給料ちゃうから、国に対する使命感みたいなんがなかったらできへんで。」

 

とのこと。その辺りは日本の自衛隊にも共通しているような気がします。

 

 

ベトナムでは未婚カップルの宿泊が御法度!?

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かつてベトナムでは未婚の男女が夜22時以降、同じ部屋にいてはいけないという法律がありました。この法律は現在では改正され、特に規制はなくなったという話です。

 

日本人がベトナムで現地妻のようなものを囲うために、自分のマンションへ連れ込もうとする人がよくいるらしいんですが、現地の不動産会社からは「やめてください。」という注意がよくあるそうです。

この話題に関心を持つ在住日本人が結構多いので、かつての法律について私が分かっている範囲に私見を少し交えて書いてみます。

 

 

・この法律自体は確かに存在した

グレーではありますが、確かに存在していました。22時以降、未婚の男女が密室にいてはいけない。これはベトナム人同士のカップル、外国人&ベトナム人のカップル、外国人同士のカップル全てが対象だそうです。ただし外国人同士のカップルについては、取り締まるのに無理があるので実質対象外のもよう。

 

・この法律は売春を取り締まるために存在した

売春行為を働いたとして現行犯逮捕しようにも、ピンポイントでその行為に及んでなかったら立件するのが難しい。なのでこの法律を適応することで、たとえ踏み込んだ時点でその行為に及んでなかったとしても、明らかにクロな場合は立件しやすいのではないかと。

 

・ただし本当にシロなカップルの場合は問題ないとの声もあった

たとえその容疑をかけられたとしても、シロの関係であることが認められた場合は問題ないとの声もあります。ベトナム人の友人が言うには

「例えばお互いの個人情報(出身地や誕生日、所属先など細かければ細かいほどいい)を理路整然と言うことができれば問題ないですよ。つまり自分たちはその場限りの仲じゃなくて、ちゃんと愛し合ってるカップルなんだと分かってもらえれば大丈夫。」

確かにその場限りの関係の場合、個人情報を詳細に答えるのは難しいと思います。ベトナム人同士のカップルならそれで回避できるのかもしれません。

 

・高級ホテル(特に外資系)では未婚の男女は宿泊を断られた ※例外有り

例えば5つ星の外資系ホテルでは外国人とベトナム人のカップルの場合、結婚証明書の提示を求められます。これは上記の法律に違反しないためであることは言うまでもありません。外資系で大きい企業の場合、その辺りのコンプライアンスを徹底しているのでしょう。因みに有名な東屋ホテルでもしっかりその旨を提示してありました。

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・高級じゃないホテル(主に3つ星以下)では未婚の男女でも宿泊可能

法的にはだめですが、ホテル側で操作をして名目上可能にしているとのことです。聞いた話では同じ部屋に泊まって料金も一部屋分しか払っていなくても、宿泊帳簿上では別々の部屋に泊まっているように記帳しているとのことです。これをすることで一部の高級ホテルを除いてカップルの宿泊を可能にしているみたいです。まあホテル側としてもカップルの宿泊を取りこぼすと多大な損害でしょうからねぇ。

 

・外国人向けのサービスアパートなどへの連れ込みはリスクを伴っていた

上記のようにホテルを介する場合は名目上の操作ができますが、サービスアパートなどの場合、そういった処理ができません。それに入り口の守衛はそういったことを気にします。もし何か問題が起きたときに止めなかった守衛に責任が及んでも嫌なものでしょう。貸している不動産会社にも少なからず迷惑がかかります。

 

 

以上から未婚のカップルで一夜を明かすには多かれ少なかれリスクを伴うことを理解しておく必要がありました。前に言ったように完全にシロなカップルであったとしても、相手が外国人であるために、何かしらの金銭を要求される場合もあったようです。ホテルに宿泊できた場合でも、ホテルと公安がグルである可能性もゼロではありませんでした。

一応、私の周りではそういった手入れを受けたという人はいませんが、又聞きではあります。現在はその法律がないという話ですが、如何せんベトナムの法律は外国人にとって見えにくところが多いので、あまりハメを外しすぎるのはお勧めしません。

  

 

歩かないベトナム人

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ベトナムがバイク社会なのは有名な話ですが、大人になると一人一台バイクを所有して、どこに行くにもバイクで行きます。自宅から目的地までそのままバイクで乗り付けるわけですから、ほとんど歩くことがありません。

 

そう考えると電車通勤をしている日本人は自宅から駅まで徒歩または自転車、そして最寄駅から職場まで歩くわけですから、案外日常的に歩いているということになります。それでも運動不足を気にして一駅手前で降りて歩いたり、ジョギングをしたりしている人もいるわけですから、日本人はベトナム人よりよく歩いていると思います。

 

 

日常的に目的地までバイクで乗り付けてることに慣れているベトナム人は歩くことをやたら嫌がります。私からしたら「これぐらいの距離歩いたら?」と思う距離でもバイクで行こうとしますし、同じ距離を歩いたとしてもベトナム人は疲れるのがやたら早いなあと感じるものです。もちろん日常的によく運動している人とかは体力がありますが、そうではないベトナム人は基礎体力が日本人より劣っているような気がします。

 

そういえば子どもを学校までバイクで送り迎えする親も多いですが、これも子どもの通学という歩く機会を奪っているような気がしてなりません。成長期の子どもから日常的な運動の機会を奪うというのは体力的な成長に結構影響を与えているんじゃないでしょうか。まあ交通マナーが悪くて子どもだけで学校に行かせたら危ないとかいう事情もあるんですが。。。

 

以前私の友達のある日本人女性が面白いことを言っていました。その人はフィットネスに通うなど健康に関する意識がかなり高い人なんですが、

ベトナムの女の子はバイクに乗って全然歩かないから、30歳を過ぎてからの脚の筋肉の衰えが早いのよ。バイクにまたがっているときによく太ももの垂れた肉を見るけど、あれは絶対日頃歩かないからだわ。」

 

なるほど、一理あるなぁと思います。同じ女性目線だから気づく部分でしょうか。日本で太ももをさらけ出してバイクにまたがる30代の日本人女性を見た記憶がないので単純にビジュアル比較はできませんが、脚の筋肉の衰えとバイク社会の相関性は絶対あると思います。

近年では少しずつ運動への意識改善からジョギングやウォーキングをする人も増えていますが、バイクでの移動はまだまだこの先も変わることはないでしょう。

 

ベトナム人と恋人同士になるまで

カップルの記念日でよくあるのが付き合った日の記念日。記念日好きの人の場合、付き合って何か月記念日とかいう面倒くさいのも設定していたりします。舞い上がっているカップルによく見られますが、ベトナムではこういった付き合った記念日というものは存在しません。そもそも付き合った日をはっきりと特定することが困難なのがベトナム人のカップル事情です。

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日本では一般的に男女どちらかが告白して、相手からOKをもらえればカップル成立。つまりその日が付き合った日となるわけですが、ベトナムでは(99%男性が)告白したその場で返答をもらうというのがありません。告白後に女性はその気持ちがどれほどのものなのかを測るために何度かデートを重ね、そして徐々に気を許していくといった感じになります。

なので男性は相手を自分の彼女にするために色々なアプローチを仕掛けていくわけですが、結果的にその女性がその気にならなかった場合はそのままフェードアウトされるような形になります。

 

だからある意味ものすごくじらされている感があるわけですね。私もその例外ではありませんでした。当時今の嫁が自分の彼女なのかどうか確信を持つのにずいぶんヤキモキさせられらことを覚えています。

一応私の感覚では、「好きという意味の言葉に対して相手も好きという意味の言葉を返してくるか」、または「カップルとしてのスキンシップ(腕を組むとかキスなど)があるか」というのが、恋人かどうかを判断するバロメーターになるのかなぁといったところです。

まあ基本的に女性は奥手なので上記のことも男性側から仕掛けていく必要があるわけですが、タイミングを間違えると折角の苦労が水の泡になる可能性もあるわけです。正直付き合うまでのプロセスやその後のことを考えると、ベトナム女と恋愛する方が面倒臭いと思います。日本の場合、とりあえず告白でOKをもらえれば、あとは常識の範囲で何をしても基本OKなわけですから。

 

 恋愛&結婚関連については以下の姉妹サイトでも解説しています。

www.vntoshokan.com